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概念系

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概念系単発記事をこちらに格納。きちんとした定義は語らず日常感覚的です。なので厳密さはありません。そんなものがあるんだな、レベルのものです。
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2020年5月の記事一覧

微分

微分も積分も高校生になって習います。 何だか怪しい手続きを経て、函数から新しい函数が得られるのですが、その手続き自体は「微かに分かる」かあるいは、「分かった積り」にはなれます。文字通り、微分・積分ですね。 函数とはインプットに対して、1つのアウトプットが対応する働きをいう。英語ではfunction(機能)というが、日本語では普通は「関数」と習う。もともと英語でのfunctionを中国語で函数(ファンシュー)と音訳したものを日本に輸入した際、「函数」という字を使っていた。し

素因数分解、因数分解

素数とは自分自身または1の他に約数をもたない1より大きい整数をいう。 そして任意の正の整数をいくつかの素数の積に書き表す方法はただ1通りである。そこで、このようにして得られる表示を素因数分解という。 (1を素数に含めると、1は何回かけても変わらないからただ通りという”一意性”が成り立たなくなるので、1倍は無視したいため1より大きい整数にしている。) 整数を多項式にした場合の話でいうと、整数の1は多項式の1(といっても定数そのものです)に、素数は既約な多項式に、素因数分解

最大公約数、最小公倍数

数学の概念は当然数学の世界寄りであるから、日常的なものに喩えるのは難しい場合がある。 しかし遊びで、例えば最大公約数や最小公倍数というものを語るに、日常生活の中での例を考えてみよう。 すべてが0ではないいくつかの整数が与えられたとき、各整数の共通の正の約数のうち、最大の正整数がただ一つ存在する。 この整数を「最大公約数」という。 さてこれを日常の中の例でいうと、 何人かのうち少なくとも一人は何かしらの意見を持っている人がいるとする。それぞれの意見が割り切れる妥協案の中