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今回はすぐに帰結する準直既約に関する簡単な一般的性質を少しみよう。次に可換環の場合の話に…
ここまで3回にわたって準直積と、準直積の既約性(準直既約)という概念を定義し、いくつか例…
前回までで準直積(subdirect product)という直積(direct product)よりは弱い条件の直積の…
今回は前回の「定理(Birkhoff)」から同型の場合を考えることで1つの系を導こう。また、準直…
合同関係の全体と全射準同型の全体とが1:1対応し、合同関係全体における包含関係(順序関係…
代数系を1つ固定したとき、その上の合同関係の全体と、その代数系を始域とする全射準同型の全…
2つの同じ代数系の間の準同型写像というのは、その代数系に付随するすべての演算構造を保つような写像であった。演算構造を保ちながら、どれくらい写像の精度が良いのかという指標として、「核」を見ればよいというのが前回の『核』で述べた。 ところで準同型の核は、全ての演算と両立するような同値関係(つまり合同関係)であるが、逆にどんな合同関係も「ある準同型の核」とみなせる。従って両者を考えることは本質的に等価である。 今回はこのことを確認しよう。 1.合同関係と全射準同型の対応まずA
何かしらものの本質に近づくときは、「核心に迫る」という。余計なモノを取り払って大事な部分…
前回と前前回では2つ代数系の直積についての話であった。 今回は任意個(有限でも無限でも)…
今回は前回『同値(合同)関係の直積』において「心」で定義したものを、証明によってうまく定…
2つの集合があって、それぞれ同値関係があるとしよう。集合の上の同値関係とは、その集合のい…
2つの対象があると、これをまとめて、「組」という1つのものとして認識することがある。対象…