リラックスする方法を知り、自分の身体を使って実践し実感することで、体が緊張している状態、緊張する瞬間に気づけるようになる。
気づくことができればこの本に出てくるスクリプトの一部を利用して緩める(リラックスさせる)ことができるようになる。
これまで知覚できなかった自分を知ることのできる本でもあるし、自分を癒す方法も習得できる教科書でもある。
強い信仰心(宗教や医学、武道、家訓なんでもいいが揺るがない思想を持てる何か)がある人には必要ないかもしれないが、疑う心をひとまず横に置いて読んでもらえるならば、今まで読んだ本で一番おすすめな本だといえる。
自分の中に新たな領域ができる感じがするのがおもしろいし、外側は何も変わらないのに内側では大改革が起きている感じも楽しい。
自分の内側を整えているだけなのに、ふと立ち止まって眺めみたら、不思議と外の世界も円滑になっていた。
イメージの治癒力
第5章 心の深部へ
自己の体験の評価
第6章 あなた自身を治療するイメジュリー
《 スクリプトをやってみての感想 》
・スクリプト 深める方法
前回もそうだったが緊張の解放では、部位ごとにうつらうつらしているため20〜30分ほどのスクリプトを終えるのに1時間近くかかった。しかし部位ごとのうつらうつらから我に返るとき、不思議とその部位が自然とゆるんでいることに気づく。
階段を下りていくところでは中盤くらいのところから涙がじんわり出てきた。
内的な場所をイメージしたときには、安らぎを感じ涙が流れ出ていた。
終えるときには内側だけ温泉に浸かっていたような温感が広がっていた。
・スクリプト 癒すためのイメジュリー
すべてのスクリプトで最初に行う深い呼吸は回を重ねるごとにするなり力が抜けていくようになっていた。
体の部位ごとの緊張感の解き放ちでは、解放されていく範囲が広がりスピードもはやくなってきた。
階段のイメージは前回は見た目は味わい深いが強度が心許ない感じのものであったが、今回は安定感や重厚感のあるしっかりと階段がイメージされた。下りていくほどに深くもぐっていく感覚があり、体の中に波紋のような音波のようなものが体全体へとぐわんぐわんと広がっていった。
心の特別な場所に入るところでは、前回は人がイメージされたけれど、今回は場所であり情景であり思い出だった。
▪️附録 〜夜と霧からの引用〜
「夜と霧」のなかに「イメージの治癒力」とリンクする部分があるのを思い出したので一部引用したいと思う。
(…数年前をふりかえって…赤ペンの書き込みもラインマークもその本を以前朗読していたときのもの。つまずきやすい箇所に読み仮名をふったりしたものの、呼吸のタイミングやテンポがつかめずはじめた頃は常に息苦しい状態だった。句点を入れることで息継ぎの目印にしていた。当時とあるコミュニティに属していたおかげで朗読をやってみる機会を得ることができた。一歩踏み出すのが不安な初めてのことでも始めやすい環境だった。本当にありがたいなとしみじみ思う。)
https://drive.google.com/file/d/18MSal-hY5I_nkfVEwxJlRggWXl_BA3Xj/view?usp=drivesdk