見出し画像

今日の山田君 〜思うこと〜 55

6月のカレンダー

画像1

6月のカレンダーの前に立つと毎回気持ちがリセットされます。
すべてを見透かされているような、なんとも言えない気持ちになります。
ただ今年のカレンダーには絵のタイトルがついていないので、それをヒントに連想し楽しむことができていません。

悲しそうにも冷静であるようにも無表情にも見えるこの人はどんな気持ちなんだろうか…。

けっきょくよく分からずじまいなのですが、いつも"今この瞬間"に引き戻してくれるそんな水彩画なのです。


セロリと貧血もどき

フレッシュジュースとスムージーのお店で働いていたむかしのお話です。
ジュース屋のおかげで子どもの頃は苦手だったセロリが好きな食べ物になりました。
しかし、食べると美味しいセロリも仕込みの時間だけは苦手でした。

なぜなら、セロリの筋取りをしていると(セロリの汁が舞い吸い込むからなのか、付着するからか…)血の気が引いていってしまい身体に力が入らなくなってしまうからです。
急に貧血っぽくなるのではなく、それはじわじわやってきます。

改めて思い出してみると、汁よりも匂いの影響で貧血のような状態になっていたように思います。
どうやらセロリは貧血予防に良い野菜のようなのですが、わたしにとっては仕込み中は"貧血もどき"に気をつけなければいけない野菜だったりします。
家で料理をする分には大量に仕込むこともないので"貧血もどき"になることもなく安心なのですが、それが体質によるものなのか今も謎のままです。


初めてのインドネシア料理

画像2

先日、インドネシアの子たちが外で焼き鳥(サテ・アヤム)を焼きながら一杯やっていたので、メロンを差し入れして少し混ぜてもらってきました。
手羽元を焼いたものがあまりに美味しくて「うまい!うまい!」と食べていたら、調味料をくれて作り方の動画を見せてくれました。

いざ作ろうと思ってもインドネシア語が分からなくて動画が見つけられず、クックパッドで「きっとこれっぽいな」と思ったレシピを参考に作ってみました。

画像3


画像4

材料はアヤムゴレンで合っているようなんですが、アヤムゴレンは鶏の唐揚げなので、教えてもらったとおりゴレン(揚げる)しないでアヤム(鶏)をサテ(焼く)してみました。

匂いはほぼ同じ感じになりましたが、味はわたしが作ったものはさっぱりとしていて馴染みがない人でも食べやすい味に仕上がりました笑

出来たものを彼らに差し入れしたのですが、姑に嫁ぎ先の味をチェックをされる嫁の気分に。
ドキドキしながら渡しました。
(実際には義母が料理が苦手だったのもあり、嫁ぎ先の味もこれといってなかったのでドキドキした体験はないのだけれど…笑)

画像5

画像6

画像7

画像8

わたしが作る料理よりも彼らが作る料理の方が断然手がこんでいるなといつも感じます。


生姜のようで生姜でないもの

上記の「初めてのインドネシア料理」の材料の写真の中に写っている生姜みたいなもの、生姜に見えませんでしたか?
インドネシア料理では生姜の他に生姜みたいな形のものが5種類ほどあるそうで、料理を作らないインドネシアの男性でもその区別はついているのが当然で、むしろ違いが分からないのはやばいそうです。

写真の生姜みたいなものはたしかガランガルと言って、かたいので風味づけのために使われ食べることはないそうです。
生姜とガランガルの違いが分からなくて匂いを嗅ぎ比べてみたのですが全く分かりませんでした…。
インドネシアの子にも嗅ぎ比べてもらったのですが、それぞれ別の匂いだと言っていました。

彼らは日常的にわたしから見ると引くくらい辛いものや匂いの強いものを食べているのに、嗅覚や味覚が鈍感にならないのは正直すごいなと思います。

画像9

どうやらガランガルはトムヤムクンにも欠かせないものらしいです。
インドネシア料理とは関係ありませんが、トムヤムクンの味が好きなので共通点が見つかってちょっと得した気分です。


感謝とハウ

息子たちは定期的にやらかしてくれます。
きのうはスクールバス乗り場である集会所で数人で靴飛ばしをしていて、わたしが集会所に着いたときには屋根の上に長男の靴がのっていて長い木の枝でどうにか取ろうとがんばっているところでした。

少しすると唸り声をあげながら集会所の目の前の家のご夫婦が乗ったローダーが現れました。
そして奥様の運転でご主人がバケットに乗り、見事な連携プレーで軽やかに靴を救出してくれました。


(ホイールローダーの参考イメージ)

画像10


実は以前にも次男が集会所の屋根に帽子をのせてしまっていて、前回もそのご夫婦に助けてもらったのですが、それを見ていて覚えていた3年生の女の子が今回そのご夫婦に知らせに行ったようなのです。
(普段は引っ込み思案な子なのにすごい!)

仕事中に時間を割いて助けてもらってることもあり、ましてや2度目なので申し訳ない気持ちになりました。
なので今回は感謝を目に見える形で返そうとドーナツを買って再度お礼を伝えに行ってきました。

画像11

やらかしのおかげで関係性がより豊かになったので結果的にはよかったかな?


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?