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大人のための国語ゼミ ①(読書記録)

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最初は興味が持てなかった本。
けれど、レビューを読み進めるうちにどんどん興味が出てきてけっきょく読んでみることにした。
レビューにはプラスのコメントもマイナスのコメントもどちらもあって、読み終わったわたしはどんな感想を持つのだろう?と気になってしまった。

読み終わったあと再びレビューを読んでみたときに、どんな変化が起こるのだろう。
なんだかワクワクしてきた。


著者の目的はなんだろう?

そんなことを考えたりしたのだが、この本を読み終えたら何が見えてくるのだろうか。

"はじめに"を読んでいて、著者の強い意志を感じた。

もう国語から離れてしまった人のために、つまり子どもたちのためではなく大人たちのために、国語の授業をしよう。


▪️この本(著者)の3つの目標

①国語の授業から離れてしまった大人たちを振り返らせること

《著者からの問い》
・きちんと伝えなくちゃいけない場面で、本当に相手にきちんと伝わっているだろうか。

・質問されて、なんだか要領を得ない答え方をしていないだろうか。

・議論をしていて、話があちこちに飛んでなかなか議論が進んでいかなかったこと、言われたことに納得できないのだけれどうまく反論できなくてもどかしい思いをしたことは、ないだろうか。

・文章を読んでも、素早く的確にその内容が捉えられないで何度か読み返はなくてはならなかったことはないだろうか。

・あなたの書く文章や発言が、そんなふうに相手に負担を強いるようなものになっていないだろうか。

②国語力を鍛える手助けをすること

《著者の決意と願い》
きちんと伝えられる文書を書き、話す力、そしてそれを的確に理解する力、私たちはそんな国語力を、鍛えなければならない。


ゆっくり読み進んでほしい。
読むというより、問題を考えながら進んでほしい。

③楽しんでもらいたい。

《読者に楽しんでもらうための工夫》
・役に立つことをめざした本ではあるが、楽しくなければ続かないし、力にはならない。
面白い内容を盛り込むように努力した。

・マンガで描かれる4人の高校生たちが、要点を確認したら、疑問を発したり、あるいはボケやツッコミをしたりしている。

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マンガの中で4人の高校生がワイワイやりながら、論理学の授業が進んでいく。

おかげで著者自身がこのゼミを楽しみながら進めていくことができたそうだ。
高校生4人に混ざって楽しみながらワイワイと取り組んでみるのもいいかもしれない。

さあ、国語ゼミ、やりませんか?


個人的なこの本の印象と感想

わたしはまだ、本編を読んでいない。
"はじめに"と"おわりに"を読んだだけだ。

著者の人柄が見えてくるため、読書をするときには"はじめに"と"おわりに"を先に読むことが多い。
"おわりに"の部分に著者の野矢茂樹さんの伝えたいことがつまっていて、ちょっとうるっとしてしまった。
わたしがここで取り上げると薄っぺらくなってしまいそうなのでやめておくが、ぜひ本編に入る前に読んでもらいたい。

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デザインも手触りも素敵な本。

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ワッフル生地みたいでおもしろい手触りだった。

それではゆっくり読み進めていこう!



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