足っておもしろい!
足もみが日常に溶け込んできているのであまり書きたいことがなかったが、たまには官足法のことでも。
月に一度、足もみ教室と講座に参加している。
足もみしている人の足はもみやすくって楽しい。
自分でケアしている人の足は中まで入っていきやすくって、その人の状態が感じられて楽しい。
自分で自分の身体を触れる時間を待つだけで、身体は自分自身に開いてくれるように思う。
頑なさが解けていく。
足の骨って不思議だなと思う。
こんなに細かなパーツに分かれているのに、気づけばひとつの岩のようになっていて、細かな動きが出なくなっている。
いろんなものがごちゃ混ぜになって外からはわからなくなっていて、まるでしがらみみたい。
一気にはほどけなくて、少しずつゆっくりとやっていくしかない。
個々の動きが少しずつ出るようになってきて、身体は連動しているんだなって気づく。
つながりがないようでも繋がっている。
人と人も同じようにつながっていないようで繋がっている、そんな気がする。
足の甲をもむとゴリッゴリッ、ジャリッジャリッと音がする。
身体からこんな音が出るなんて何度聞いても可笑しな気分になる。
つい笑ってしまう。
講座でお互いの足をもむ。
みんなそれぞれ個性があって同じ足がない。
色や肉質や、痛みの種類や、お困りごと、同じようでまるでちがう。
私の足をもんでもらった。ちょっとしたコメントがうれしい。
私が人の足の記録をするときには痛みが強い場所の名前の羅列にしてしまっているから、もう少し温度感が出るように書きたいなと思った。
数ヶ月前にこんな本を買っていた。
文字や音情報だとほんとに頭に残らない。
強い印象を受けた極々小さな断片的なものしか残らない。
あきれて笑うしかないほど覚えられないため、覚えるためには立体的な方法にして体験と紐づけて覚えていく。
右足の内くるぶしが気になっていて念入りに揉んでいたら、あれよあれよという間にぼってり腫れた。
ヤブ蚊にでも刺されたかのような痒さと腫れは3日ほど続いた。
日を空けて再度揉んだときにもまた腫れたので、内くるぶしの内側にそんなに何が溜まっているのか?と不思議に思っていた。
その話を先生にしたところ、「そこは股関節だからねぇ」と言われてハッとした。
(私は生まれたとき右股関節脱臼していたので)
内くるぶしその部分に囚われすぎていたなと思ったし、全体として捉える視点をいつの間にやら失っていたように感じた。
実践者であるとき、どうしても引いて観る視点がどこかにいってしまう。
だから観察者であることを好むのだけれど、没入するからこその知れることや驚きもあるからバランスが難しいなと感じる。
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