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今日の山田君 ~思うこと~ 74

10月の下旬から11月のおわりにかけていろんな感情を味わいもしたが、それまでの自分の固定概念が剥がれ落ちたときでもあったように思う。

家族内でぶつかることが増えて喧嘩をしたりもしたけれど、人との摩擦を覚悟のうえで話をすることが結果的には相手の価値観や物事に対しての考え方やその許容範囲を知る機会にもなった。
不思議なのはぶつかった後は自然と深い話ができるようになること。
表面上を滑っていくような軽い会話ではなくて、すれ違って通り過ぎていってしまう会話でもなく、重すぎない適度な重さというか心地よい重みのある会話になる。


赤い色

なぜだかわからないけれど、昔から赤い色のものを買いたいと思ったことがない。
むしろ苦手な色だった。
それなのに今回、赤色のバッグを買うことにした。
それまでは緑色のバッグを気に入って使っていた。
ちょうど買い替えのタイミングで店に足を運ぶと赤いバッグが存在感を放っていて妙に眼を引いた。

苦手ではあったけれどなんとなく一緒にいた次男に「赤色ってどうだろう?」と聞いてみると「いいんじゃない?」と軽い返事がもどってきた。

「苦手だとぼやいてないで前に進め」と何かに言われた気もしたので、その赤いバッグを購入し、その場でバッグの入れ替えをして切り替えることにした。
テンポのよい行動は次男の好みでもあるため、バッグの入れ替えはそんな彼が張り切って、瞬きを5回もしないうちに済んでしまった。

そういえば緑色のバッグのときにはサンゼンコウの真鍮のブローチを一緒に購入しつけていた。
気に入っていたのだけれど、いつの間にか外れてなくなっていた。
今は形はないがそのブローチのおかげで「サンゼンコウ」という生きものを初めて知ることになった。
買った当初、気になって調べてみると、実は「新型567を媒介したかも?」と言われていたりする存在で567と関連づいてしまって少しだけがっかりした記憶がある。

今回は「ミジンコ」のブローチをつけてみたところ、次男が「アマビエじゃん!」と一言。
トホホ。せっかく気に入っていたところなのに。またもやなぞなところから関連づいてしまって今度は思わず笑ってしまった。

ガムランボールについていた房?もいつの間にかとれたようでなくなってしまったいた。
自分でつくってつけようかとも思ったけれど、イメージがわかなかったのできっかけが来るまで保留することにしている。

見ているうちに手を上にあげて「おどかしちゃうぞぉ〜」といってるお化けにも見えてきてしまった。
落花生の精にもトナカイにも見えてくる。
もう、なんでもいいや。
気に入ってるのには変わりはない。


ブーメラン

夫に対してある不満があって時々感情のまま言っては険悪な空気になっていた。

あるときふと思った。
そういえば同じことを夫から言われているかも?と。
これってブーメランじゃん。

自分ができていないから気になるし言ってしまうのか。
もしくはわたしがその事柄を声に出して意識づけたことで、夫の意識にも上ってきやすくなったのか。

どちらにしても人に何か物申したくなったときは、「そもそも自分はできているのか」を改めて考えてみるようにしたい。


一緒に汗をながす

長男のクラスが学級閉鎖になったとき、ちょうど従業員の子が連休をとっていて、長男に「休みだし仕事手伝う?」と聞いたところ「やる」との返事。
わたしも一緒に同じ作業をして、なんだか楽しい時間だった。
急にふってきた学級閉鎖というお休みだったけれどありがたい日になりました。


頑固者

夫によく「人の話聞かないよね」とか「人の言うこときかないよね」と言われたりする。

しかし、習い事をすると「素直だ」と言われたりもする。
いったいどういうことだろう。

「言うこときかない」で思い出すのは、わたしが何度もスルーしているあの事だ。

わたしがアトピーなため、以前から義父に「自分が通っている足つぼに通ってみたら?」と何度か提案されていた。
しかし、どうやらそこはとんでもなく痛いそうで、昨シーズンのスキー旅行で軽いノリで受けた足つぼ・リンパマッサージ翌日のムチウチ症状があまりにつらく懲りてしまっていた。
そのため義父の勧めも毎回苦笑いして流してしまっていた。

そもそも性格的に人にお勧めされて始めるよりも、自分で情報を集めて見つけてやる方が好きなのでそういう面でも二の足を踏みやすい。

(書いていて「事」よりも「人」を重要視しているのかもしれないと思った)

人のお勧めだとなかなか全体像が見えてこないし、話だけでは人柄が掴みきれなくて気軽に始めるにはちょっと不安だったりする。

ところが先日、夫が股関節を痛めてほぼ歩けなくなってしまい、義父の勧める足つぼマッサージの施術を受けることになった。
するとその日からみるみる楽になり次の日には問題なく動けるようになってしまった。

施術を受けた夫からも「アトピーは治るって言ってたから、行ってみたら?」という言葉が出てきて、その言葉に「あれ?なぜわたしはアトピーは治らないと思っているのだろう?」と急に疑問に感じた。

プラスに考えようとする癖があって、思い込むのは得意のはずなのに、なぜかアトピーだけは「治る」と思い込めないところがある。
ということは、自分では気づいていなかったけれどアトピーであることで得ているメリットがあるということなのだろう。
アトピーである限り手放さなくてすむ執着があるということでもある。

もしかしたらわたしにとってアトピーとは弱さを盾に、時には武器として使える便利なものでもあったのかもしれない。

そして、堂々と逃げることができる便利アイテムのようなものでもあったのかも。

しかし、今は赤色を受けいれたので「恐れず前に進む」を選ぶタイミングでもある。
「アトピーは治る」と言いきっている人がいる。
今回はやっと重い腰をあげて施術を受けることにした。


官足法

どうやらその足つぼマッサージは「官足法」というらしい。
夫からも行く前に、「施術してくれる人はわたしの好きなタイプだと思う」と言われていたけれど、ほんとにそうだった。
ひょうひょうとしていておおらかで、一般的な良いものや悪いものも固定観念に縛られることなく、ジャッジしたりもせず同じジャンルとして扱ってくれるので話しやすい。

夫によく「人の話聞かないよね」とか「人の言うこときかないよね」と言われたりする。

そのことを、施術者の方に話したところ、「おもしろければ聞くんでしょ?」と言われ、なんとなく自分をごまかしてきた「おもしろくない話はほんとに耳に入ってこない」という自覚している習性を再確認させられた。

『ブーメラン』の話に戻るがやっぱりわたしは話を聞いていないことがよくあるのだろう。
そして夫にとって興味のない話を聞かせたりもしているのだろう。
おたがいさまでもあるし、お互い配慮し合えるといいねともいえる。

施術者の話に戻るが、その方自体がおもしろく、かつ「足ってすぐに変化があっておもしろいよね」という話ができる相手でもあるので、翌週の足つぼ教室にも参加することにした。
まさか足に興味を持っている人が集まる場が身近にあったなんていまさらではあるけれど義父さまさまである。

義父がそこを知るかっけも意外な出会いがもとになっていておもしろかった。
昨シーズンのスキーの帰りにホテルの温泉に寄り、たまたまそこにあった足つぼマッサージを受けてみたそう。
そのとき施術者の方に、「やってもらってるところ悪いんだけどどこかにいい足つぼマッサージないかい?」と聞いてみたそう。
それを足つぼマッサージを受けながら、嫌味にもならず軽く言えちゃう義父もすごいのだけど、相手の方も素直な人で「知ってますよ!わたしが通っているところなんです!」と快く教えてくれたそう。

そんなひょんなことから今では家族でお世話になっている。

あまりの痛さにびっくり仰天。
痛すぎて叫ぶ人もいるみたい。

痛みを拒まず受け入れるようにつとめると、ほんとにすぐに効果が出てきてその変化がおもしろい。
施術を受けると変な汗が止まらなくなるくらい痛いけど、自分でやると強い痛みから逃げたくなって手加減しちゃうものだなぁとやっていて感じます。


突然のやる気スイッチ

疲れたぁ〜といって学校から帰ってきた長男。
その夜、何の前触れもなくパン作りすると言い出してパンを作りはじめた。
パンを作るのは今回で2回目。
前回は初めてなのにメロンパンを笑

今回はちぎりパン。
疲れているようだったので休みの日にしたら?といってみたけれど、作るモードに入ってしまったようなので、そっとしておくことにした。

夜の8時くらいからのパン作り。
黙々とひとりで本を見ながら作りはじめた。
小さい頃は一緒に料理したりサポートしながら口を出したりもしていたけれど、口を出されるのはイヤなようなので、いまは呼ばれたときにだけ顔を出すようにしている。

おもしろいのはやりたいタイミングで挑戦できるとどんどん吸収していくところ。
逆にイヤイヤやるとほんとに身にならない笑

ということで朝ごはんは長男が作ったパンを食べました。
発酵が思ったように進まず本人は不満そうでしたが、食べたら美味しかったので結果オーライということで。


太極拳クラブ

月曜日の午前中の回に参加していたけれど、数ヶ月間仕事やその他の用事で都合が合わなどころか1回も行けない月もでてきてしまって、すっかりモチベーションも下がってしまっていた。
ダラダラやっていてもなぁと思い先月、部長さんに報告して退会させてもらって、つい先日菓子折りを持って皆さんにお礼を伝えてきたところ。

みんな優しくて泣けちゃうや。

辞めた後ある方から「水曜日の夜に太極拳を教えているので、もしよろしければ来てみませんな?」とお誘いを受けた。
辞めたはずが今はまた違う太極拳クラブに通っている。

今回のクラブは年齢が近く活気があり、また雰囲気がガラッと違っていておもしろい。
何より良いなと思ったのは先生が太極拳が好きで研究熱心で楽しそうなところ。
しかもこのクラブはボランティアで教えているそうで。

60代の女性でありながらあちこち先生に習いに行ったりもして、生き生きしてらっしゃる。

熱心で熱いのにそれでいておっちょこちょいで、人間味あっておもしろい人でもある。

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