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フィットネスジムに再チャレンジ① (備忘録)

過去の自分

20代の頃、仕事帰りにフィットネスジムに通っていたことがある。
ただ、マシンを使って自主的にトレーニングするモチベーションがわかずに、ヨガや水泳などレッスンのコマばかりに参加していた。
当時カナヅチだったわたしはおばちゃんたちに混ざってクロールや平泳ぎを練習していた。
あるおばちゃんは通ってるうちに泳げるようになったと言っていた。
わたしは泳げるようになる前に通うのをやめてしまった。

当時のわたしには2つのことが必要だったんだと思う。
ひとつが「なぜその動きをすることで泳ぐ(進む)ことにつながるのか?という説明」、もうひとつは「先生の熱意」だ。
今になって思うのは当時のわたしは受け身だったということ。
今のわたしはどうだろう?
たぶん気になったらどんどん質問するし、熱意を向けてもらえるようにと教えに対して素直に取り組もうとしている気がする。

そいえば、そのフィットネスジムは施設内に温泉があって、仕事からのジムそして締めの温泉という流れが最高だったな。
なつかしい。

今の自分

春が終わりにさしかかる頃、ちょうど40歳を迎える。
中身が子どもっぽいとはいえ一般的にみれば立派なおばちゃんである笑
最近は体力が落ちてきているのを感じるし、冬になってから背中や腰まわりの動きが悪くなって固まってきているのを感じる。

昨日ボクシング元チャンピオンがやっているフィットネスジムに入会した。
何も分からず言われるがままにトレーニングをこなし、死ぬかと思うほどつらく感じたが、久しぶりに気合と根性を体験することができた。


やったことを備忘録として残しておこうと思う。

•ランニングマシーン
スピード6で8分(早めの歩き)
•なわとび 3分
•呼吸法 5秒ずつ3分

吸う→吐く→止める(くりかえし)
•姿勢のチェック
•白樺のポーズ

白樺のポーズからの太めの杖のようなものを使って腰を左右にひねる
•プランク
(白樺のポーズを意識しながら)
•足の振りあげストレッチ
•バトルロープ
•ミット打ち

ストレートとフック

地味にきついバトルロープ…

この日はレディースDAYで、他の方たちはサクサクとメニューをこなして40分ほどで帰ってしまい「もう帰っちゃうの?」と思ったりしたのだけれど、よく考えてみたらギュッと凝縮した内容の濃いトレーニングなので、長くやる必要はないのかもしれない。
(調べてみるとどうやらボクシングは短時間集中でトレーニングするもののようだ。)


なにせ時間の構成がボクシングの1ラウンド(3分)とインターバル(1分)で成り立っているので、1分では休憩とは呼べるものではなく息を整えるのでやっとだった。

体力の無さを実感したし、体力をつけることの大切さも感じた。
不思議なのは大量の汗をかき息も絶え絶えで死ぬほどつらかったのに終わってみると体が軽くスッキリした気分だったことだ。
終わった後には変な疲労感は皆無だった。
そのあと出かける元気もあるくらいだった。

今回、パンチの繰り出し方そしてその体の連動のさせ方などを知ることができておもしろかった。
それと興味深かったのは、会長の人柄とその特性についてだ。
3歳から器械体操を始めて18歳までやって都道府県代表にもなり賞をとったりしたけれど、体は硬いままだったそう。
大人に押さえられて強制的に股割りみたいなことを泣きながらやっていたけれど柔らかくなることはなかったと言っていた。
最後までY字バランスはできないままだったそう。

プロボクサーのときの話もおもしろかった。
会長は痛いのも嫌だし怖がりだから、ボクシングは「よける、逃げる」というのが自分のスタイルだったそうだ。
ジムに来る子どもたちに「強いからチャンピオンになったんでしょ?」と言われるけれど、「怖がりでもチャンピオンになれるんだよ」と話していると言っていた。

このフィットネスジムではボクシングを教えたいのではなくて、ボクシングを通して体の使い方を学んでそれぞれやっていることやスポーツなどに活かしてもらえればと話していて、わたしもそれに対して誠実に楽しみながら向き合いたい…そんなふうに思っているところです。



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