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足裏っておもしろい!!③

長男とアイススケートをしていてわいた疑問。
それが小さな発見につながって…

あなたの足は何タイプ?

『アキレス腱は柔らかいほうがいい』

なんとなく「共通認識かな?」と思っている言葉。
おじさん、おばさんになって急に運動するとアキレス腱やりがちよね…という意味合いで、すでにいい歳であるわたしのまわりでは使われていたりする。

自分にとっての足の教科書の本をぱらっと読んでいておもしろいことを知った。

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アキレス腱が硬いと歩くたびにアーチをつぶしてしまう


え?!それはなぜ??


ヒトはすねが前に倒れることで蹴り出しの動きにつながるようなのだが、どうやらアキレス腱が硬いとすねがスムーズに倒せないため、代わりにアーチをつぶすことですねの骨を前に倒すことになるらしい。

すごいね!足って!!

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ヒトの足には3つのアーチがあるのだけれど、加齢にともない内側のアーチが落ちて扁平足なりやすくなるようだ。

個人的に説明文のなかで気になったところがあった。

加齢に伴って筋力が落ち、かかとの骨が内側に倒れてくると「内側の縦アーチ」が落ち込んで、土踏まずの部分が地面についてしまう。
これが俗にいう「扁平足」です。

「かかとの骨が内側に倒れてくる→扁平足」
ということが個人的に驚きだった。

長男は扁平足なのだけれど、アイススケートをしているときに「やけにスケートの刃を内側に倒すようにして滑るなぁ」と気になっていた。
体重を乗せにくそうだったので、刃を真っ直ぐにしたほうが滑りやすくないかきいてみたところ、勝手にそうなってしまうため自分ではまっすぐにできないとのことだった。

《3つのアーチと足のタイプ》

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おもしろかったのは、アーチがありすぎても問題なこと。
それと、隠れ扁平足という存在。

これを見たとき「あぁ、わたしは紛れもなく隠れ扁平足だな」と思った。



何年も前のことだけれど、親子で参加した場所で軟体動物かと思うほどからだの柔らかい子がいた。
その柔らかさに驚いていると、その子の保護者がいいことばかりではないと言っていた。
柔らかすぎてスポーツをやるときに踏ん張りがきかなかったり、ケガをしやすかったりするそうだ。

大きな作用がはたらけば、それとバランスをとるかのように反対側へも大きな作用が起きたりするのだなと思ったりした。

振り幅、合わせ鏡…そんな言葉が書いていて頭に浮かんだ。


長年、扁平足とつきあっている大人にも聞いてみた。

同じくかかとが内側に倒れやすいとのこと。


そういえば、隠れ扁平足であることがわかったわたしも、かかとが内側に倒れやすい。

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正確には「かかとの根本の部分が内側に倒れやすい」と言ったほうが体感的にしっくりくる。

太極拳の練習のときによく「膝が内側に入らないように」と注意を受けるのは、かかとが内側に入りやすい状態だからなのかもしれない。

強く意識している間は気をつけることができるが、無意識下では内側に入りやすくなる。

やはりまずは、足からすねまで整えることが先決のようだ。


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足部アーチの低下により,土踏まずが消失するほか,足部は外転・回内変形を呈することが多い。このため立位において,つま先が外向きになる傾向がある。立位の患者を後方から観察すると,患肢の踵は下腿軸に対して外転し,つま先は足部の外転により足趾がよく見えることから,too-many-toe signと呼ばれている(図1)。

中学生のころ、自転車のペダルにのせた足の角度が開きすぎていてからかわれたことがあった。

子どものころのしゃがんでいる写真をみてみると、両膝はくっつけているのに足先の角度が異様に開きすぎた状態なっていた。

足先が異常に外側に開きがちな人は扁平足または隠れ偏平足の可能性が高いのかもしれない。
個人的な体験ではその角度を浅くするだけでも体重がかかる位置が変わるため、とりあえずの対処には良さそうだが、そうするとたぶん膝の回旋の不具合に気づき、また別の違和感を感じるかもしれない。


無意識に長きにわたって身につけてきたからだの癖はすぐには改善できない。
少しずつ、ああでもない、こうでもない、と微調整を繰り返しながら、どれだけからだへの好奇心とリスペクトを絶やさずにいられるか自分にとっては重要なことのように思う。

ま、いまのところは楽しくてやってしまうのだけれど笑

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