見出し画像

今日の山田君 〜思うこと〜 24

ハンモックヨガでの話


今回は70代のおばさま3人と一緒のレッスンだった。
とても快活な方達で、ハンモックをロープのように使い逆さまになるポーズも軽々こなしていて、「これやると気持ちいいのよね〜」などと言えるほどの余裕ぶりに、わたしは圧倒されてしまった。
しかし4月頃まではハンモックから立ち上がることもできなかったそうで、続けることでの変化を知ることができて、わたし自身の続けていく楽しみにもなった。
レッスンの後には手作りのお茶菓子とお茶でティータイムがあるのだが、そこでおもしろい話がいくつか聞けた。

 大島紬は高級だけれど、普段着だからかしこまった場所には着ていけないこと。
着物は値段ではなくどの「格」に属しているかだということ。
 昔はその日使う分だけ、菜種を絞り油として使っていたこと。それは生臭く、熱をたくさん加えないといけなかったこと。
時にお腹をこわすこともあったこと。

久々に初対面の人たちとお話をして、やっぱり初めましての人は楽しいと感じた。
それは年上だろうが年下だろうが関係はなくて、自分の知らない時代や時間を生きている人の体験談はわたしの大好物なのだ。
お互い知らないから配慮があるし、馴れ合いもない。
心を開いてくれない人とは会話にならないのだけれど、それはそれで発見があったりする。

ふてぶてしい態度の店員さん

ふだん生活をしている中で
ふてぶてしい態度の店員さんに出会うことがある。
そういうとき、いたずらっ子のわたしがでてくる。
理解を示し柔らかい対応をしてみる。
それから「◯◯で大変そうですね〜」と言葉を贈ってみる。
(相手がどんな反応をしてくるのかとわくわくする)
すると急に気を許してくれたり、笑顔をむけてくれることがあり、それでなんだかわたしも嬉しくなってウキウキしてしまう。

これはフリーターだった頃に、バイト先の社員さんが不愛想な常連のお客さんに対してやっていたことなのだが、そんなお客さんから笑顔引き出せると「うれしくなっちゃうんだよね!」と言っていたのを思い出す。
どこか抜けていて明るくあたたかい。
でもきっと繊細なんだろうなと感じていた。
そんな社員さんに当時は親近感を覚えていたのかもしれない。

これは贈り物?


今回のハンモックヨガは
レッスン(1時間)にティータイム(30 分)の1時間半だった。
わたしだけのときはいつも終わるのは2時間後。
そのちがいは何だろう。

わたしは関係性が深くない場合は聞き役にまわることが多く
それはおそらく会話全体の2〜3割程度だろう。
今回のレッスンでは
快活なおばさまたちが饒舌になり先生の話が遮られたり
先生が言葉を飲み込む場面がたびたび見受けられた。
わたしだけのときは
先生は気持ちよさそうに流れるように話している。

もしかしたら「話を遮らずに聴く」ということが
相手を尊重することにつながっているのかもしれない。
「遮らずに先生の話を聞く」ということ自体が
先生への贈り物になっていて
そのお返しとして「プラス30分のレッスン時間」を
贈られているのだろうか。

そんなことをお昼を食べながら思ったりした。
それにしても、牡蠣ドリアはうまい!


今日も心の安らぎと幸福感が訪れますように♪



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?