見出し画像

5月

情報や雑貨小物など特定の何かを目にしたときに誰かの顔が浮かぶことがある。
その人はこんな反応するんじゃないかしら?と目に浮かびわくわくしてくる。
届けたくなる。
答えあわせがしたくなる。

少し前までは人に何かをあげるのが好きなのだと思っていたけど、どうやら違うみたい。
完全に自分の楽しみのためだった。
一種のゲームでもある。

「外れたか!」となったときでも、その体験が自分のなかに蓄積される。
だから予想外の展開も本当の意味でのハズレではない。

変わり種のものやふざけたもの、くだらないものをあげてその場の雰囲気を変えるのもおもしろいし、その人が好きなものをドンピシャで渡せたりしたときには盛り上がるし笑顔も見れて楽しい。

「ま〜た変なもの見つけてきたな」
「くだらな!」
これは私にとっては褒め言葉。
どうせならちょっとした驚きも贈りたい。


あるとき子どもが入っているクラブの2日間の強化練習会があり、1日目は仕事があったため送迎のみだったが、2日目は1日サポートとして付き添うことにした。
2日目の朝、集合場所に行くと前日1日サポートをしていた保護者たちが疲労感を漂わせながらその日も来ていた。
朝なのにすでに疲労困憊といった様子で、その疲れ具合が妙に気になった。



一瞬でも疲労感を忘れるような出来事はないだろうか。


お昼休憩時間。
近くにTSUTAYAがあってタリーズが併設されていた。
チャイが飲みたくなったので散歩をかねて行くことにした。
そのついでにTSUTAYAにふらっと入ったら、わくわくするものを見つけてしまった。

!!
疲れた大人たちにあげたら和んで元気でるのでは?!

女性にはそれぞれのイメージに合うものを、男性には同じものを計9人分購入した。



あるママさんにはレトロシリーズを。

かわいいとすごく喜んでいて、小学生の娘がこういうの好きだから喜びそう♪といっていた。

その日の夜、シベリアの缶とケーキを手に乗せた娘ちゃんの写真が送られてきた。
にっこにこした眩しい笑顔で、私の疲れもふきとんだ。


男性陣には鼻ライトを。

くだらなさがウケると思ったが苦笑いだった。

陽気な母さま2人にはこれをあげた。

1人ずつ違うタイミングで渡したのだが、犬が喜びそうだから⑤の赤鬼がいいといっていた人は赤鬼を引き、③のピンクズボンの黄身がいいといったい人は見事それを引いた。

8人にあげてみて反応が様々で参考になった。
あげてすぐ開けた人が1人だけいて、あげたキャラクターについてすぐにインスタで調べたり、写真をとってLINEのアイコンにしたりしていた。
その人は人付き合いが抜群にうまい人なのだけれど、見ていてなるほどなぁと思った。

わたしももう少し「相手が見ている方向に体を向けて、相手が見ているものに目線を向けて見なくてはいけないな(概念)」と思った。
これまでのわたしは相手の話を聞いているようで聞き流しているだけで、聴いていなかったのだなと思った。


楽しさが抽出できれば満足だったから、これまでは無視してやってこなかったことに気がついた。

少しずつ練習してみようと思う。


あげそびれてひとつだけあまったものを次男が冷蔵庫に貼っていた。

真っ暗のなかでつけると妙に不気味。
次男にはミニチュアお菓子のおもちゃの方がよかったといわれた。



はじめて知った"どうぶつようかい"が母たちの中で盛り上がり、見ていたら私も気になってしまって、今月誕生日だからいっか!と理由を見つけて
ノリで買ってしまった。

届いてみたら、いろんな驚きがあって最高だった!
クッション材に囲まれたキャラクターがかわいすぎたし、手にするとふざけたキャラクターなのに細部にまでこだわったクオリティの高さに、「図に乗って失礼いたしました!!」と言う気持ちになった。

"たんこぶ喰い"は頭に浮かんだ人がいるので渡したいなと思っているのだが、渡すきっかけがつくれるか今のところ不明。




インスタを遡って見ていたら、粛々と続けてきた人なのだと知り、ただただ、あぁ、、すごいなと思った。
時々のぞかせてもらって、知らぬ間に膨らんでしまう自分のなかの傲慢さを一度は受け止めそれからいなしたい。


私の色

今は黄色をまとっている。
陽気だがそわそわしているし落ち着きのなさが気になる。

緑と同調し、赤を受け入れ、気づけば黄色とまとっていた。

イメージのなかで黒のヴェールを上からおろしてみたらすっと静かになった。
凛とする、内側が静かになる、治まるべきところに治まる感じ。

誕生日を堺に黒のイメージをまとうことにした。

さて、どうなるだろう。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?