「修学旅行三日目・木島高原の章終」9月8日の日記
・うわ~もう最終日かよ。大したことねぇな二泊三日ってもんは。おはよう。朝気づいたら先生がいた。結構びびったよ。
朝食もバイキング。ここで今朝の献立を発表しよう。
怒濤のプチパンケーキ9連撃。いつになったらバイキングで正解できるのだろうか。成功したためしがない。
年末にいった旅行の時もトルティーヤを生地を爆食いして敗走。朝食バイキングもスクランブルエッグを食い過ぎで体調不良になった。これはもうホテルの罠なのかもしれない。
ちなみにこの山積みになった。プチパンケーキを「なにこれ可愛い~」と言いながら二つほどヒョイパクを食って行った。可愛い。幼馴染みの女の子とかだったらお前っ、発情してたぞ。危ない。危ない。
7人全員分の布団を畳み、他の6人のジョギングの帰りを待つ。外の景色を眺める。
一番良い瞬間かも。今。これ。修学旅行で。
今日の行き先は大分は城島高原パーク。たぶんだけど遊園地に行きたくて無理矢理大分行ったな。これ。いや、めちゃ嬉しいけど。
バス・フェリーを使用し4時間。フェリーの乗り心地はかなりよかった。屋上に行った友人についた塩をなめたりしてた。
到着、木島高原。案外心踊るもんだな。遊園地って。あんまり物心ついた時に遊園地に行く機会なんてなかった。最後に遊園地の乗り物に乗ったのはディズニーのスプラッシュマウンテン。4才のときだった。
実に10年ぶりの遊園地。行き先はもちろん木製コースター「ジュピター」。友人と共に一番奥のジュピターを目指す。
その前に2番目に大きいコースターで慣らしておこうと皆でそっちに乗った。名は確か「L&S」。
十年ぶりのコースター(ジェットコースターの略しかた絶対これじゃないと思う)。一回転するタイプのコースターは初めてだ。
すっげぇ楽しい狂っちまう。
すごい田んぼに自転車ごと突っ込んだあの瞬間がずっと続いてるような衝撃。楽しい。
あと前でずっと悲鳴あげてた例の友人がコースターから降りた途端。「いや~楽勝だったな~easy easy」と言っていて面白かった。俺は衝撃を受けると黙る癖があるので悲鳴はあがらなかった。
でも本当にジェットコースター行ける子がいてそいつと友人たちでジュピターに乗り込んだ。
ジュピターは何より全長が長い。外側に出たり内側に出たりするのでどのくらいの長さなのかいまいちわからないのが怖いところだ。
何よりあれはGを感じる。打ち上げられた時の肩が痛い。でも面白い。最高。
当時絶叫系が本当に駄目な先生も一緒に乗っていたけどあからさまに目が死んでいた。乗り終わった時はもっと死んでいた。バカおもろい。
ジェットコースター大丈夫な子は余裕の表情。皆が「次はお化け屋敷行こう」と提案するとすっごい拒絶していてなんだか可愛いなと思った。ちなみに野球部のがたいの良いあんちゃんだ。
しかしそんな拒絶の声が届くわけもなく皆でお化け屋敷に行った。視覚的な情報で怖いと感じることはないので若干耳を塞ぐ。これで行ける。実は俺も音とかで驚かされるのは駄目なたちだ。
女子の悲鳴が屋敷中に響く。でもあんまり激しい音はしないので耳から手を離す。案外行けるぞ。これ。なんか楽しい。
途中でホラー映画にありがちな全面鏡張りのところに入った。結構難しい。どこに道があるか本当にわからない。と思いながら屋敷を抜けた。はじめてのお化け屋敷も大変満足した。
次は学校一ゴツい女子と2人で乗るコーヒーカップ。そのこはもう3回連続他の子と乗っていてその他の子から「絶対乗るな死ぬぞジュピターより怖い」と警告があったが無視しコーヒーカップに乗り込んだ。
確かにこれは恐ろしい。目が回るとかは三半規管が強くてなかったが回るときの遠心力が働き背骨が折れそうになった。あながち「死ぬぞ」という警告は間違ってないのかもしれない。
他にもクレープ食ったり男子3人で観覧車に乗って告白ごっこしたりしたがきしょ過ぎて割愛することにする。
そうこうしてる間にもう帰宅の時間。良い時間だった。また2時間半ほどバスに乗ったら到着だ。
本当に想像の何倍も楽しい修学旅行だった。次は卒業旅行だな。それじゃまた。
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