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GMTマスター 16700/16710の正規でのジュビリーブレス交換費用、期間のレポ【2024年2月時点】
5桁のGMTマスターをオイスターブレスからジュビリーブレスに交換したい。2024年にもなってそんなこと考えているマニアックな人はどれだけいるだろうか。
この手のアフターサービスについては正規店に聞くのが間違いないが、近くに正規店がなかったり、客でごった返した店舗に行くのが気が引けるという人もいるだろう。私もその1人です。
このnoteではそんな同士たちの参考になればということで、自分が実際に正規店でジュビリーブレスに交換した際の費用や流れを共有します。
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交換の経緯とかに興味はないけど結論だけ知りたい方はこちら
交換期間:約2週間
交換費用:166,100円
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5桁GMTマスターのジュビリーブレスについて
このnoteに辿り着いているくらいの人に改めての説明は不要だと思いますが簡単に。5桁GMTマスターのほとんどにシングルロック、またはダブルロックのオイスターブレスが付いています。これをジュビリーブレスに交換する話です。
ちなみに、ここで言う5桁GMTマスターは16760 / 16700 / 16710。5桁でも16750は例外ので今回は対象外です。これらの5桁GMTマスターに適合するジュビリーブレスの番号が62510H、フラッシュフィットは502Bになります。
どこで手にいれるか?
純正のジュビリーブレスを手にいれる方法は大きく分けて2つ。正規店で交換してもらうか、アフターマーケットで手に入れるかです。
確実なのは正規店ですが、しばらく時計を預けねばならないし、交換についてはロレックスのルールに従わなければなりません。(5桁ロレックスの扱いはまだ寛容なようですが)GMTに限らず、いつの間にか文字盤交換が不可になったり、交換したパーツの返却がされなくなったという話は頻繁に耳にします。
一方アフターママーケットでの入手も良し悪し。運が良ければ純正品を効率良く手に出来る可能性がある一方で、市場に出るかはタイミング次第だし、ニセモノを掴んでしまうこともありえます。
アフターパーツに強いショップで手に入れる方法もあります。中野ブロードウェイにあるGood Watchさんなどがそれに当たりますが、結構良いお値段で、かなりマニアックな方に向けたビジネスという印象です。お金がある方は検討してもいいと思います。
62510Hの入手性
私も最初はアフターマーケットを調べました。メルカリ、ヤフオク、ebayを一定期間ウォッチしましたが、62510H/502Bの組み合わせでの出品はほとんどなし。フラッシュフィットが555のものや、62510H単体はたまに見かけたのですが、
いっそ62510Hのついたデイトジャストを買って、502Bを単体で買い足すのはどうだ?とも考えましたが、502B単体の出品もほとんどなし。こんなレアパーツの出会いを待つのは非現実なので、今回は正規店で交換を依頼することにしました。
正規交換の費用と期間
正規店に時計を持ち込むと、期間や費用など、その時点での正確な情報を知ることができます。
ちなみに結論を書くと、私が持ち込んだ2024年2月時点では、期間が約2週間、費用は166100円でした。(ここで1つ失敗談として書くと、2年前に同様の見積もりを取ったときは12〜13万円だったと記憶しています。そのときに交換を決意していれば、という気持ちもありますがこればっかりはしょうがないですね)
店舗に持ち込むと時計の簡単な状態チェックと見積もりがなされ、在庫があれば2週間程度で交換できることを告げられました。店員さんいわく「まぁ在庫はあるでしょう」というスタンスだったので、同様の依頼がたまにあり、毎回スムーズに対応出来ているのかなと感じました。
時計を預けたらサービスセンターで本格的な確認となりますが「見積もりと情報が変わらないようならその後の確認不要で進行します」とのこと。これはスムーズでありがたかったです。確認がない分、時計を預けている期間は少しだけ節約できる。
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実際には9日程度で受け取り
前述した見積もりでは2週間とのことでしたが、実際には9日ほどで受け取りできました。電話をもらってから店舗に行き、受け取り時にブレスの長さチェックと支払いを済ませます。支払い方法は店舗により微差があるかもしれませんが、現金とカードはどこでも受け付けてもらえるでしょう。
もともと付けていたオイスターブレスも返却してもらえました。
ちなみに、5桁GMTマスターは今もベゼルの交換も受け付けてもらえますが、ベゼルの場合はオーバーホールもセットになってしまうことが多いようです。私のGMTはトリチウム文字盤のため、正規店でのオーバーホールは基本避けています。
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なぜジュビリーブレスにしたのか
今回なぜGMTマスターをジュビリーブレスにしたかったのか。最後にここだけ書いておきます。
1つは見た目が好みだったから。これは完全に好みの問題ですね。好きならどうぞ、苦手ならスルーという話です。どうしてもジュビリーブレスがいいなら最初からジュビリー個体を買うのがいいんでしょうね。
ジュビリーブレスにした理由のもう1つは、装着感を向上させたかったからです。これは気にならない人はいいんですが、私は5桁のオイスターブレスに少し不満がありました。6桁ロレックスに比べ自分にはフィットしておらず、エクステンションがない分、汗をかくシーズンの張り付き感が気になりました。とはいえどうにもならないことはなくて、夏はゆるめ、冬はジャストめで都度調整していました。
コマが小さいジュビリーブレスならこの調整の手間から解放されるんじゃないか?と考えたのが大きかった。
で、付け心地はどうか
まだ真夏を経験していないので判断できないが、オイスターブレスより付け心地は良い気がしています。最初はオイスターブレスと同じ長さで調整してもらったのですが、ジュビリーブレスだと少しゆるく感じたのでわずかに短くしてもらいました。
これがきつくもなく、でもブラブラとした遊びもない良い具合に。まだ夏を経ていないので判断はできませんが、このままなら成功と言えそう。オイスターブレスより軽いのもいいですね。いつか経年でズルズルになったジュビリーもいいじゃないですか。
以上、2024年に5桁GMTマスターのブレスレットを交換してみた、でした。同士たちの参考になっていればうれしいです。
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2024年7月 追記
ここで追加でお知らせすべき情報があったので書きます。今回手に入れたジュビリーブレス付属のフラッシュフィットですが、見積書にあったFF502Bではなく、502Tでした。先日たまたま時計を眺めているときに気づきました。
![](https://assets.st-note.com/img/1719793534524-KkmIlYU5uC.jpg?width=800)
502Tは横穴のないGMTマスターに取り付けるもので、Tの文字の下にバネ棒外しを入れるスペースがあります。TとBの違いはおそらくここだけじゃないかと思いますし、これが逆なら大変ですが502Tで使用上困ることもないでしょう。
とはいえ見積書と違っているのはなんだか気持ち悪いものですよね。そう思い、いろいろ調べてみると、YouTubeで時計の情報を発信しているウルトラアストロンさんの動画の中で、気になる視聴者コメントを見つけました。
アストロンさん、もう何回見たか分かりません^_^開放ありがとうございます。先月日本ロレックスが僕のU番に着けたジュビリーのFFは502Tでした!新品で購入する場合、アストロンさんのおっしゃるトラブルを未然に防ぐ狙いでしょうか、少し得した気分です^_^
本note記載時点から2年前についたコメントですから、2021〜2022年あたりの出来事でしょうか。その時点ではすでに日本ロレックスでのブレス交換の際は502Bではなく502Tがつくようになっていたようなんです。
なので、見積もりと違うのは意図的かどうかはわかりませんが、もう502Bは新規で流通しておらず、横穴あり・なしどちらの個体にもつけられる502Tを交換用としては使用している、と言えそうです。
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