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お手頃な、未知の刺激を模型屋で。/Revell F-14A BLACK TOMCAT

※今回はレビュー記事ではありません。



 私にとって、ロボットモノのフィギュア収集は日常だ。予約、届く、遊ぶ、飾る──楽しい趣味のサイクルも、日常化しすぎて飽きる日もある。

 そんな時、手を差し伸べてくれるのはプラモデルだ。ニッパーと接着剤とデザインナイフ、それから少しのヤスリや塗料があればどんなジャンルの立体物にも触れるチャンスがある。手持ちの道具で、趣味のほんのちょっと外側まで遠出してみよう。

↑今回購入したキット。お手頃価格750円。

 F-14トムキャットは少しわかる。『トップガン:マーヴェリック』の最後の方で大活躍したアイツだ。可変翼ってのが恰好いい。
 そして、なんだか見たことあるようなないようなメーカーロゴ。航空機模型界ではメジャーなのだろうか。ブラックトムキャットって何だ?ブラックまで愛称に含む機種もあるのだろうか。それとも商品を区別する都合で付けてあるのか(トランスフォーマーではよくある)。

 こんな風に観察から始めてみると、国内の知らない土地に訪れた時のようなワクワク感がある。「立体造形物」という同じ国の中の、近いようで遠い場所にやってきたのだ。

↑裏面。他のラインナップも紹介されている。
このメーカー、塗料も作っているらしい。

 どこの面にも実物見本が載っていない辺りに異文化の風を感じられる。また、文字情報が非常に多いが、これは多言語対応によるものだろう。こういった同じ注意書きを複数の言語で記載する形式はまるでロゼッタストーン。

↑どうやらパーツの細かさによって難易度のランク付けがある模様。このブラックトムキャットはランク3なので、総パーツ数が100個以下とのこと。
↑箱を開けるとこんな感じ。

 ブラックトムキャットの名の通り、真っ黒なパーツ群がお目見え。袋についた緑色のマークはドイツでビニール包装材に付けられるものらしい。

↑説明書の絵柄がIKEAっぽい気がする。これも新鮮。


──と、このようにパッケージや内容物をじっくり眺めるだけでも目新しい発見がいくつもある。意外なほど充実していたので、ひとまずニッパーは仕舞っておくことにする。「思いがけず旅先で一泊」というのも、小旅行の面白さだろう。


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