【通勤時の苦悩】~究極の選択と感謝の気持ち~

朝目が覚めると、「まずい!こんな時間だ!」という経験をしたことをある方は少なくはないだろう。

急いで必要最低限の準備をし疾風の如く職場へ向かうか、諦めて休暇を取得するか。

急いで向かうのが一般的ではある。
後者は誉められたことではないが、選択肢としては無くはない。

当方は本日、前述の状況に陥り、普段なら起床から会社到着まで約1時間のところ、35分で到着することができた。
人間本気を出せば天変地異も夢ではない。無限の可能性を感じさせてくれる快挙である。

その35分間に訪れた葛藤、絶望、究極の選択を紹介しよう。

当方は朝の時間帯に、腹痛に襲われることが稀にあり、通勤時の場合は途中のコンビニのトイレを拝借する。
そう、時間の無いこのタイミングで猛烈な腹痛と便意に襲われたのである。

ここで究極の選択肢が現れる。

排便をする為に遅刻をし、会社での信用を棄て世間の視線をとるか。
始業に間に合わせる為に、哀れな姿をさらしながらも、会社での信用を維持するか。

まさに究極の選択。

当方は可能な限りチャレンジし、リミットに達してしまったら野糞。その方向でいくことにした。

何度も訪れる地獄の数十秒の時間。脂汗が止まらず、この時期にも関わらず寒気すら感じてきた。
いつもの道のりが異常に長く感じる。絶望だ。

………。

こんな至福の一時はあるだろうか。
高級車のシートのような座り心地の便座。清流の快い音にも聞こえる排水音。

何気ない日常がとても幸せに感じる。

当たり前のことを当たり前と思ってはいけない。
働く場所があること、水が流れること、排便できること、生きていること。

日々生活していると些細なことでしかないかもしれないな、その些細なことにも感謝の気持ちを忘れてはいけない。

パンツも何時でもコンビニで買えることにも感謝しなくては。