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ソーイング道で、磨かれ輝く人々-「ソーイング・ビー4」決勝戦

今回は「ソーイング・ビー4」決勝戦について書きます。・・・見る前からドキドキしましたが、何というか感無量でした。感想をまとめます。いつも通り名前や順位などは書きませんが、内容からネタバレするかも知れず、決勝戦を見た後にご覧いただけると嬉しいです。

1.個性出まくりの作品

ファイナリストの作品はどれも本当に素敵でした!決勝戦に向けて、3人がどれほど事前に準備して当日緊張しているかが伝わってきました。皆優勝を目指しているのに1人しか選ばれないことは分かっているのが切なかったです。

ただ最後の作品を見て、縫う技術を重視するならこの人、デザインならこの人、独創性ならこの人が優勝だな、と思って最後まで誰が選ばれるか分かりませんでした。もう皆優勝!と心から思ったし、本当に真摯に取り組んでるなあととても感動しました。

2.磨かれる腕と自分の出し方

最初と比べると、出場者が服を作るのに慣れて、自分の理想の服を作れるようになっているのかなと感じました。出場者の多くがこの番組に参加した感想として「楽しかった」けど「きつかった」とコメントします。

確かに時間を含め様々な制限がある中で、最初から服作りをし、その評価を受け続けるのは大変だろうなと思います。ただ制限の中で普段出せない力が出て、磨かれ部分も感じました。

まあ個人的には時間をもう1時間くらい増やしてあげたほうが良いのかなと思います。今の時間設定は何か間違いがあると完成させられない気が・・・1回の間違いならリカバリ出来るくらいの時間設定にしてもらった方が、より良い完成品が出来ると思います。

時間通りに服を仕上げるのは裁縫技術の一つだとは思うのですが、3割位の人が制限時間で完成させられない場合は、時間設定が適切ではないと感じました。なにより時間に追われる出場者がかわいそう・・・。

3.自分の基準を大切にする気持ち

シーズン4の出場者は、シーズン3よりも個性が強いと感じました。例えばデザインも、もう少し飾りをつけるとどぎつくなるかも、と思うくらいインパクトがあったりします。

また、審査員から「この型紙にはこの生地は合わないのよ」と言われても、審査後「でもこの生地で縫ったっていいわよね?」とか「審査員はああ言ってたけど、私はあの生地で服を縫ったことがあって、結構合うのよ。」とかコメントする方がいました。言い方は穏やかだったりお茶目な感じなので、こんな風に自己主張するのは良いなあと思いました。

審査員の基準は、業界の基準や基本に沿っていて的確だと思いますが、それを全て受け入れなくても良いと思うのですよね。審査では良い評価を得られにくいと思うのですが、結局は自分が良いと思うものを作るのが一番なので、出場者達の自分基準の強さは見習いたいと思います。

4.おわりに

決勝戦の楽しみは、出場者のその後が知れることです。番組がきっかけで進路が大きく変わったのかな、と思う人もいました。もちろん良い方向に変わっているので、とても嬉しいです。

やっと出場者を検索できる!と好きだった人のインスタを確認したりしました。日本で放映されているのはイギリスで放映済みのシーズンなので、うっかり検索すると順位を知ってしまいネタバレになるので避けていたのです。インスタの写真も個性があって楽しかったです。

私は今新しい分野の勉強を始めようと思っていて、色々調べたり迷ったりしています。ただ番組を見て、自分の時間・気力・労力を使えば、上達出来るのかなと励まされました。過程を楽しみながら頑張ろう!と思っています。

今回の記事画像は、自分で撮ってみました。シーズン3の出場者のリアさんが、布と小物を綺麗にレイアウトしてインスタにたまに投稿されるのですが、いいなーと思っていまして。足元にも及びませんが、まずは実践ということで真似してみました。

以下はリアさんのインスタです。

5.過去のソーイング・ビーの記事

このブログで過去書いたソーイング・ビーの記事も以下にご紹介します。書いた内容はほぼ忘れていて、やたらと感情的だなと苦笑いする部分もありますが、のめりこんでしまうほどの魅力がある番組だから仕方ない、と思うようにします。

・シーズン3

・シーズン4