見出し画像

書くことを再考する–「『文章術のベストセラー100冊』のポイントを1冊にまとめてみた。」

今回は、藤吉 豊さん、小川 真理子さんのご著書「『文章術のベストセラー100冊』のポイントを1冊にまとめてみた。」について書きます。実は本屋さんでこの題名を見た時、「文章って好みがあるし、ベストセラーをまとめてもねえ・・・」と思ったのです。しかし、立ち読みして内容の凄さに気づきました。

最初軽く見てしまって申し訳なかったのですが、書くプロのお二人が、膨大な情報から大事なポイントをまとめてくれるという大変有難い本でした。まだ内容を練習中であるものの、印象的な所を紹介します。

1.商品紹介

以下のように紹介されています。

現役ライターが文章術の名著「100冊」を読み込み、文章のプロが持つ共通のノウハウを洗い出してランキング化。基本ルール、ワンランク上の文章を書くためのポイント、気を付けるとさらに文章がよくなる秘訣を紹介する。【「TRC MARC」の商品解説】

詳細は以下出版社のページをご覧ください。

1位~7位のルールで、「文章力の向上」を実感できる。
20位まで身につければ、「文章がうまい人」になれる。
40位まで身につければ、「プロ級の書く力」が手に入る。

とあるように、優先度をつけてくれているのも読みやすくて助かります。以下少し抜粋して見ます。

2.「第1位 まずはとにかく、「文章をシンプルに」してみよう」

「メール・チャットは、『60文字以内』で必ず文を終わらせる」だそうです。私の文章は長くなりがちなので、とても身につまされました。

3.「4位 文章は必ず『推敲(すいこう)』する」

これも仰る通りなのですが、何回推敲するかいつも迷います。私の場合、読み返すごとに修正点が目に付くので、いつまでもブログの記事をアップ出来ないことがあります。本当はおすすめされている「声に出して読み直す」をすると、文章がぐっと良くなるのですが、中々実行出来ていません。

4.その他

その他の箇所も勉強になるのですが、読みにくい文章の添削後を見られるのが一番心に残りました。添削例を見て、客観的な読みやすい文章を知ると、自分の文章の改善点も気づきやすい気がします。

この本を読んで変わったことは、メールの一文を短くするようになったことです。私は一文に2~3個の要素が入っていて、なおかつ読みやすい、という文章が好きです。ただ、この本を読んで、自分の文章力だと、1文に伝えたいことを1~2個に留めるほうが、確実に読みやすくなると気付きました。それでも長くなってしまうので、短く的確なメールを書く人は尊敬してしまいます。

このブログはゆるゆると5年前から書いているのですが、5年前の文章の方が読みやすくてショックを受けました。今の方が何倍も時間をかけているのですが、気負い過ぎているのかもしれません。

まあ、この本の中にも「15位 とにかく書く、たくさん書く」や「21位 とりあえず、書き始める」があったことを励みに、書き続けていきたいと思います。