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ベルギー留学で感じた温かさのお話

自分の殻を破り、
その上で感じることができた人の温かさ。

自分が心を開いたら、そこには、ステキな温かい世界が広がっていました。


3月下旬に行った修学旅行中に、私は18歳の誕生日を迎えました。
修学旅行最終日の夜、宿泊していたホテルのホールで、クラスメイトとダンスパーティーをしました。
みんなと一緒に音楽に合わせて踊ったり歌ったりして楽しんでいたその時、急に音楽が変わりました。何か起こったのかな?と思った次の瞬間、クラスの友人達が大きなケーキを持って、まいこ、誕生日おめでとう!びっくりした!?と、大きなハグをしてくれました。そして、クラス全員がバースデーソングをわたしに歌ってくれました。みんなの純粋な温かい想いが身に染みて、気がつくと笑いながら、大粒の涙を流している自分がいました。
あれほどまで感動的な誕生日は、わたしは一生忘れることがないでしょう。

帰国がだんだんと近づいてきて、毎日毎日、あれほどまで日常を意識した日々はありませんでした。1日が終わってしまうたび、寝る前の部屋で1人、泣いていた日々がついこの間のように思います。

帰国する前日、わたしは本当に帰りたくなくて家族の前でわんわん泣きました。
そうするとママとパパも、涙を浮かべながら、『日本の家族が麻衣子を待ってるから帰らないと。ここの家はまいこの家なんだからね。いつでも帰ってきていいんだよ。あとは、まいこがここで経験して学んだこと、感じたことを、たくさんの人に教えてあげなさい。』そう言いました。
パパとママからもらったその言葉には、血の繋がりを超えた愛がありました。そんな温かさのある言葉に、わたしは胸がいっぱいになりました。
あの時の温かさは、今もわたしの心に温もりを与え続けてくれています。

この温もりを持って、わたしは日本に帰国しました。

次回は、日本帰国後のわたしの心境について、お話ししたいと思います。

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