後悔と雨のにおい
後悔先に立たず。そうはいうけど、まあ、後悔はする。つまらないことで、大いに後悔する。それも良し。後悔したとして、その時の瞬時の選択が自分自身なんだから。後悔はいずれ忘れる。後悔は心の移り変わりについていかない。後悔はするまでもない。
一日おきに雨が降る。雨のにおいは好きなにおいではないけれど、ああ、雨だなと思わされるところが、なんとなく風情があるような気持ちがする。雨が降りはじめ、しばらくたつと、そのにおいは消える。
後悔なんてもんはそれとおんなじだ、とはいわないけれど、いずれにせよ、消えていくもの、いつのまにか。
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