せいばーめとりっくすって流行んないんだよなあ
首位打者がスタメンを外れた。
そして負けました。
ベイスターズのことですよ。オットさん。
腰悪いからかなあと思ったんだけど、次の試合元気に出てたし。
相手が右投手だから、ベンチだって。
右打者だから。
遅まきながら、セイバーメトリックス。データ野球か。
クリーンアップ打ってたこの好打者を、開幕当初は2番に置いたんだよ。
クリーンアップの打者には、その打順を打つ矜持があるのに。
セイバーメトリックス。
メジャーではその弊害で試合時間が長くなったんで、ピッチクロック導入。
ピッチャーはとっとと投げろ制度。
確かにマイケル・ルイス「マネー・ボール」は感動した。
弱小、アスレチックスを勝利に導くビリー・ビーンは格好良かった。
でも20年も前の話だ。
野球は、
スポーツは人間がやるもんだ。
データじゃ測れない、人の心が大きいんだ。
根性論とかじゃないよ。
8回まで完封していた投手が、9回も行く気まんまんで、回ってきた打席に入ろうと準備しているのに代打を送る。
もちろん代打は凡退だよ。
9回は守護神登板。
勝ったさ。
でも、プロ初完封だったんだよ、9回投げて0点に抑えれば。
なんで投げさせない。
守護神出せば、勝つ確率は高いさ。
でもさ。
落合監督が日本シリーズで8回までパーフェクトピッチングをしていた山井を9回守護神岩瀬に代えた。日本シリーズ初の完全試合目前。
でも、それは山井の指の豆が潰れ、血を流しながら投げていたから。
何よりそこに至るまでに、中日は岩瀬で勝ち進んできたから。
そして、山井が「岩瀬さんでお願いします」と言ったから。
そこには、すべての思いが凝縮している。
データじゃないんだ。
データじゃないんだよ。
ロッテが強いんだ。
監督が明るいんだ。
ベンチが明るいんだ。
そしてベンチには大下がいるんだ。
どんな時も
出番がなくても
大きな声で味方を鼓舞してる。
熱い試合を待ってるんだよ。