大宇宙の片隅で

今日は、だいぶ歩いた。昼休みに坂を昇って丘の上を散歩し、帰り道も気になっていた建物を見に階段を上った。ずいぶん歩いて大汗かいたが、坂の上にこじゃれた喫茶店を発見したりして、楽しい気分になる。で、帰り道。いつもの歩道橋を渡りながら、眼前に広がる雨上がりの夕空を見上げていて、その雲の荒々しさに、思わず見入ってしまう。そして、この情景が、大宇宙のほんの片隅の小さな地球の上の出来事だとは、とても思えないと感じてしまう。この世界こそが、大宇宙なんじゃないか。一介のちいさなちいさな寸景ではなく、世界のすべてがここにあるんじゃないか。そんな感覚が湧きあがる。そう、この感覚は、きっと正しい。

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