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モダン建築の旅

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日本のあちこち、世界のあちこち。訪ね歩いたモダンな建築たち。
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#モダン建築

アンダーズ東京(トニー・チー|緒方慎一郎)|港区虎ノ門

〈2020.11.23訪問〉 前々から一度は泊まってみたかったホテル。 ハイアットのライフスタイル・ホテル・ブランド「アンダーズ」(Andaz)。 ヒンディー語で「パーソナル・スタイル」を意味しているそうです。 設計を担当したトニー・チー氏は自らを「バウハウスの影響を受けたモダニスト」とおっしゃっているらしく、機能的で美しい空間。 アンダーズ東京では、ミレニアル世代にとっても、ベビーブーマー世代にとっても居心地の良い空間を目指したということ。 なるほど。 特にびっくりす

中村キースヘリング美術館(北川原温建築都市研究所)| 山梨県北杜市

<2020年8月17日 訪問> 暑いですね。 8月20日が誕生日ということもあって、先週末はじつは八ヶ岳に行っていました。 ご紹介したいのは、八ヶ岳の森の中にひっそりと隠れている穴場美術館。 中村キース・ヘリング美術館 山梨県北杜市 キース・ヘリングは、アンディ・ウォーホルやバスキアなどと同様に、1980年代のアメリカのモダンアートを代表するアーティスト。 シンプルな線とヴィヴィッドなカラーで構成された作品群。 この美術館では、たっぷり、のんびり見ることが可能です。

ラ・ロッシュ邸(ル・コルビュジエ)/パリ

<2013年6月7日 訪問> パリの閑静な住宅地にある「ラ・ロッシュ邸」。 ル・コルビュジエの初期の作品。 袋小路を進み、住宅街の中にひっそりとあるこの家。 ラ・ロッシュさんは絵画のコレクターで、絵画を飾るための邸宅設計をル・コルビュジエに依頼したそうです。 自然光をたっぷりと取り入れた空間。 吹き抜けのギャラリー。 ひとつひとつ丁寧にデザインされた細部の造作。 シンプルな色使い。 生活の匂いがたっぷり。 こんな家に住んでみたいなあ、とため息がでる邸宅でした。 コ

聖ベネディクト教会(ピーター・ズントー)/スイス

<2001年6月11日 訪問> 聖ベネディクト教会は、アルプスの山々に囲まれたスイスの小さな村、スンヴィッツにありました。 設計したのはスイス出身のピーター・ズントーという建築家。 ここを訪れたのは、2001年に行ったヨーロッパのモダン建築を巡る企画ツアー。 そんなことでもないと、ぜったいに行かない場所。 でも、そんなことでもないと行かない場所には、やっぱりそんなことでもないとできない体験が待っているわけで。 まるで「アルプスの少女ハイジ」がでてきそうな村には、や

ブラッドベリービル/ロサンゼルス

<2001年9月4日 訪問> 新しいマガジンを始めました。 趣味のひとつである「モダン建築」を見て歩く旅。 Stay Homeの期間を利用して、今まで見てきた建築家たちの作品をひとつひとつアーカイブすることにしました。 第1回目はロサンゼルスのブラッドベリービル。 ぼくが「建築」というものに興味を示したキッカケとなったのがこのブラッドベリービル。 映画ファンの方には、もしかしたら記憶の断片に埋め込まれているかもしれません。 「ブレードランナー」など、数多くのハリウ