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アンコンシャス・ハラスメント

1年以上前、リモート勤務が始まった。しばらくして「リモハラ=リモート・ハラスメントの略」という言葉が登場した。優越的な立場を利用してテレカンやリモート呑み会で「顔見せ」を強要したり、部屋の様子を写すように促したり、必要以上にプライバシーに立ち入ることを言う。なんとなくだが、年齢層高めの上司が無意識にやっていそうな感覚ではあるが、それは先入観というモノ。とはいえ、イメージがそうなってしまっている。そうなると、目には目を、なのであろうか。今度は「テクハラ=テクノロジー・ハラスメント」と来た。デジタルネイティブの若手社員がITリテラシーの低い中高年社員を鼻で笑う、これまた先入観でしかないのだが、どうしてもそういう感覚で見えてしまう。いかんいかん・・

そのように思ってしまうことがそもそも「エイハラ」じゃないかと思った。2015年のテレビドラマで火が付いた「エイジ・ハラスメント」。年令や世代だけでひとくくりにして断じてしまうこともそれにあたるのだが、新型コロナ新規感染者の年代別人数についても20代の感染者が多かったり、高齢感染者の重症化リスクが高いとなるとやはり、エイハラっぽい考えが頭に浮かぶびやすい。アンコンシャス・バイアスとはまさにこういうことなのだ。人は誰でも無意識にバイアスにかかってしまうことをもっと知るべきだ。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQODZ305K20Q1A330C2000000/


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