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職場の女性割合は3割以上ですか?専門職キャリアと女性の闇


私は、新卒で男性の多い専門職に就いた。

就職氷河期の最後の世代。
女性も男性も関係なく壮大な夢とロマンを抱え、人生をこの会社に捧げます!
みたいな事を、例に漏れず私も大声で掲げて就職活動に望んでました。

面接等で、妊娠出産について聞かれてたりした時に「子供はいずれは欲しいと思っています」なんて語ろうもんなら即不採用みたいな空気も感じており女性であることを隠すみたいにして、息を殺し聞かれた際には「考えてません」とか、「よていはありません」とかそんな回答が正解という憎き風潮すらあったことをよく覚えてます。

幸か不幸か、、、その甲斐あり、晴れて新卒で就職が決まった私は男性の多い会社(業界)での専門職に就きました。

入社当初は、就活のテンションのまま働くことが求められてました。
なので、仕事が好きとか成長したいとか、そういう事よりも、男性の評価軸で評価を得なければという気持ちを胸に24時間365日仕事に没頭しました。
徹夜だろうが、重い荷物だろうが、関係ない!

当時はとにかく必死だったんです。
むしろ、女性が少ない業界にはいり私は、他の女性よりも優れ居ている。
このまま先輩(男性)に食らいついていく為に、同僚の女性にも負けるか!みたいな気持ちすら持ってました。自分自身にも、女性を馬鹿にしたような気持ちがあったんだと思います。
本当にばかげている。

私の従事する業界について少し補足説明をします。

新卒会社の女性割合は、7対3。
そして同専門職に従事しているの女性割合は約3割り位と言われてます(すず調べ)

この数字について少し分析してみるといくつかの要因が考えられる。
(2019年。雇用対象年齢(25歳~65歳)の日本人女性の人口割合は≒50%(49.57%))

▶女性の割合が少ない要因1
新卒では男女大差ない人数が入社したとして
30才までの間に女性が結婚・出産してジョブチェンジor退社、
業界に1割の女性が残った場合、
その業界の女性割合は全体の3割程度になる。
▶女性の割合が少ない要因2
単純に毎年その割合の女性しか雇っていない。

私が新卒で入った会社は上記2つの要因が影響していた。
特に専門職(経験や技術を重ねるほどキャリアアップにつながる)ということもあり、男性のビジネスキャリアベースで専門職のフォーマットが組まれていました。

そして驚くことに、業界がターゲットとしているエンドユーザーの大半は女性。プロジェクト会議の際に女性のニーズについて議論される事が多くありました。※会議参加者の8割男性。

私の話に戻りまして、

そんな闇があることに気が付きましたが、仕事を変える気にはなりませんでした。深い闇を忘れられるくらい仕事がとても楽しかったんです。

気が付けば、社会人4年目。
私はこの仕事が好き。
ずっと続けたい。
このまま男性のキャリアビジョンを洗脳夢見ると、
途中で行き止まりになってしまうかもしれない。
きっと闇の先にしか答えはない。
闇と向き合うしかない。
自分で語れるキャリアビジョンを作ろう。
心からそう思うようになりました。

しばらく経った頃、
会社には女性の先輩のみならず同僚女性が一人もいなくなっていた。

あなたの会社・業界はどうですか?
あなたの恋人の職場はどうですか?

この記事をきっかけに考えてみてください。
闇をすこしでも感じたら、将来の計画を少し早めに練る事をお勧めします。
あきらめない方法を一緒に探しましょう。

今でも新卒で入社した会社はとても好きですし、代えがたい経験をたくさん与えてくれました。大変感謝しています。そして、今も大好きな新卒と同じ業界で私だけのキャリアビジョンを持って楽しく働いています。

過去の私を応援するための記憶と記録として綴ります。

※一概に女性の割合が3~4割り以下だからと言って、その業界や会社を嫌煙する必要はありません。女性が少ないことが悪いとも思いませんし、例外の業界や職場もたくさんあると思います。

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