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小竜景光の心について

小竜くんのストレスがマッハなのも多分南泉以外は気付いていたんじゃないかなと思うんですよ。大包平とか割と何回も「大丈夫か?」って確認してくれてましたからね。ただ本刃が自分の状態を認識してなかったので……。

兼さんは割とじっくり観察していた感がありますよね。なんせ本心を見せない陸奥守との付き合いが長いですからね。心を見せないからって何も思っていないわけじゃないと兼さんは知っているんでしょう。ただ陸奥守はしっかり自覚してあえて見せないのに対して、ミュ小竜くんはまだ人の心をうまく扱えていなかったんでしょうね。学問所で有村次左衛門に会ったのに顔色一つ変えないのは、やっぱりちょっとおかしいですもんね。物としてはそうなのかもしれないけど、人の心ってそう簡単に割り切れるもんじゃないんだよなぁ……って思うので。

あとこれは穿ち過ぎだと思うのですが、あの任務って割と最初からもう無理、もう詰んでるって言ってるのに撤退しなかったの、放棄された世界を経験させるって狙いもそうなんだろうけど、実はもう1つの終了条件は南泉と小竜が刀剣男士の自覚を持つことだったんじゃないかなと妄想しています。南泉は歴史を守るということ、小竜は人の心というものを理解しなければならなかったんじゃないかな。あの2人はちょうど真逆で、歴史に無頓着で人の心に寄り添う南泉と、人の心に無頓着で歴史を守ろうとする小竜だったので。大包平隊長マジお疲れ様です。ちゃんと予習してメンバーの状態に気を配る隊長マジカッケーっす。山姥切国広が主を斬った時も心配してましたもんね。公正!
まぁただ裏の終了条件がそうだとしたら、桜田門外の変おかわりされたのは小竜くんが中々膝をつかなかったからってことになっちゃうんですけどね。小竜くんがもうちょっと早く溢れる思いを歌にしていれば、エピローグは本丸でほのぼのだったのかもなぁという……妄想です。

でも小竜くんがどこかで倒れるだろうなってのは、あのエピローグの時点では南泉も含めてみんな予想していたんだろうなと思います。でなければもうちょっと、特に大包平と南泉は駆け寄っていたと思うので。それが全員黙って見守って、大包平が名前を呼ぶに留めたのは、きっと何か言葉を待ってたんでしょうね。最後まで言葉は素直じゃなかったですが、あそこまで態度に出ればまぁOKだったんだろうなと。限界を自覚してないといきなり壊れるから危ないですもんね。早いうちに覚えてもらわないと困るから最初のうちに辛い試練が続くんでしょうが……まぁ折れなくてよかったですよねみんな。『隊長の仕事は全員無事に本丸に連れて帰ること』という台詞が改めて、お、重い……。大包平隊長の胃痛がマッハだわ。結局最後まで隊長でしたもんね。

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