見出し画像

国道16号を走りました。車じゃないよ。(その3)

2021年12月20日の日曜日に千葉から富津までの国道16号線を走ってきました。最後の折り返しを含めて、だいたい53kmくらいです。この日は、夜に、オンラインライブがあったので、明け方から走り始めて夕方に終えるプランです。

地図

国道16号は、旧道を走った方が歴史の匂いがしていいということが、千葉から横浜まで走ってみた感想です。千葉市区間についても京葉道路の側道としてバイパス区間がありますが、旧16号と思われる道路(国道126号-国道357号)を進みました。そうすると、生浜連絡路陸橋の手前の貨物線の踏切が「国道16号踏切」でした。思いがけなく「国道16号踏切」を発見して興奮しました。全ルートでここだけかと思います。

画像2

左上 明け方の国道357号 右上 JR貨物線の踏切が「国道16号踏切」 左下 貨物線の踏切があるところの陸橋 右下 生浜連絡路陸橋

国道16号踏切があった旧16号は、浜野に向かう房総往還につながっています。やはり昔の16号は街道に沿って設定されていたようです。市原市に入って、久しぶりに国道の距離ポストに再会。なにやら距離ポストを見ると喜ぶようになってきました。横浜から179kmです。

画像3

左上 国道16号踏切があった旧道は、国道357号ではなく、房総往還の古い道につながっている。 右上 国道16号と国道357号の合流地点を振り返る 左下 市原市にはいる 右下 横浜から179kmの距離ポスト

市原市区間は、湾岸道路として工場地帯の前を走ります。国道16号に沿って、京葉臨海鉄道という貨物線が走っていて、主要工場の入口には遮断機が設置されていました。走っていてあまり景色が変わりません。コンビニもほとんどなくて、歩道も荒れているところがありました。

画像4

左上 京葉臨海鉄道の貨物列車 右上 距離ポストが心の支え 左下 養老川をわたる 右下 脇見運転を誘う看板、でもそもそも通行人はいません

その1で書いたのですが、国道16号のおむすび看板のフォントがバラバラである件、設置年代の違いであることがわかりました。古い看板では字体が違っています。

画像13

上 昭和61年設置のおむすび 下 平成4年設置のおむすび

袖ケ浦に入って少し行くと横浜から200kmの距離ポストがありました。袖ケ浦をぬけるとようやく内陸に向かいます。JRをまたいで、丘をひとつ越えて、やっとアクアラインを交差します。アクアラインまでが意外と長かったです。千葉から、だいたい30kmです。

画像5

左上 袖ケ浦市にはいる 右上 横浜から200kmの距離ポスト 左下 JRをまたいで丘陵をひとつ越える 右下 アクアラインの下を歩道橋で越える

小櫃川を過ぎるあたりで右前方に富士山がきれいに見えました。びっくりするくらいに大きく見えます。心がけがよかったようです。 

画像6

上 少し拡大してみた富士山 下 小櫃川にかかる橋から臨む富士山

おなかが減ってきたので、以前から試してみたかった竹岡らーめんのバイパス店で竹岡らーめんをいただきました。醤油ベースのらーめんで、食卓にも黒い醤油?が置かれています。おいしくいただきました。竹岡らーめん、勝浦タンタンメン、アリランラーメンが、千葉の三大麺と言われています。これで制覇しました。

画像7

左 竹岡らーめんバイパス店 右 竹岡らーめん

バイパスは木更津の中心街を通りません。以前、東京湾一周をやったときには、証誠寺にも立ち寄って狸塚もみたのですが、今の16号を走る限りそのような歴史に触れることができないのです。ようやく、富津岬方面に右折する交差点にきました。富津岬まで14kmと出ています。 

画像8

左上 富津岬に向かう交差点 右上 富津岬まで14km 左下 証誠寺のマンホール 右下 立派な卓球センターがありました

富津岬に向かう道路は、イオンモール木更津の手前で左折して君津に向かいます。日曜日の昼過ぎとあって、君津方面からイオンモールに向かう車が多く行き過ぎます。この日の前日に君津市で、中高生が2050年の君津市長になって今の市長に政策提言を行う「きみつ未来ワークショップ」を行ったのですが、イオンモールに客が流れている状況を目の当たりにして、少し複雑でした。「きみつ未来ワークショップ」はコロナ下で完全オンラインでおこなったのですが、われわれは、君津市役所に出向いてセッティングとファシリテーションをやってました。自分の足で走ってくると遠いです。

画像9

左上 海辺らしく船だまりがあります 右上 また君津に来ました。 左下 君津の海岸はほぼすべて製鉄所ですが、大気汚染防止のためのグリーンベルトがつくられています。 右下 やっと湾岸道路から離れる交差点

湾岸道路から一本内陸にはいると二車線の道路になります。房総往還の先端部分にあたるようです。久しぶりに神社が道路脇に出現します。歴史の匂いが戻ってきました。「神門」という地名がありました。「ごうど」と読みます。同じ地名が千葉県佐倉市の国道51号沿いにもあります。GODに通じるものがありますね。キリスト教でしょうか。

画像10

左上 やっと昔の街道と重なる道になりました 右上 神門停留所 左下 人見神社、眺望百景に誘われたけど自重 右下 小糸川

道路脇には「東京湾口道路の早期着工を」という看板もありましたが、アクアラインができてしまったので、難しいですね。工場地帯の造成のため、漁協も解散してしまっていました。距離ポストは、横浜から220kmまで確認できました。横浜-走水がだいたい30kmなので、全部で250kmくらいということになります。

画像11

左上 大堀神明社 右上 漁協解散記念碑 左下 220kmポスト 右下 最後の十字路

最後の十字路を直進すると、国道16号は富津交差点で消えてしまいます。終着点というような表示はありませんが、T字路の両方が県道になっています。柳瀬さんの『国道16号線』で紹介されていたパン屋さんはお休みでした。国道16号線の終点まで来たわけですが、帰らないといけません。また、3km走って青堀の駅に戻ります。なんとか、夜のオンラインライブには間に合いました。残りは、横浜ー走水です。もう一回続きます。

画像13


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?