SDGsスタディーツアーを終えて
立命館大学Sustainable Week実行委員会の顧問をしている上田です。
さて、昨年末に開催された館林女子高校 女性学実行委員会のSDGsスタディーツアー最終日(4日目)の振り返りも兼ねて、その後の展開を共有したいと思います。
最終日は、キャンパスプラザ京都にて3日間での気づきやインプットしたことなどを整理しました。この時間は、自分たちで気づいたことをまとめ、プロジェクトへと落とし込む作業を山中司先生(立命館大学・教授)にも協力頂きながら実施しました。
このような形で5つのチーム(水、ジェンダー、災害とジェンダー、空き家、環境)がそれぞれのプロジェクトを山中先生と高橋みゆき先生(館林女子高校・教頭)にプレゼンしながら、アドバイスをもらっていました。
なかなか言語化できなかったところを整理することができたのかなと思います。
大学生と高校生、高校生同士が一緒に学ぶ
ツアーでは4日間に渡り大学生と高校生が一緒に活動をしてきました。
最初は、大変ぎこちない部分も多かったのですが、徐々に大学生も高校生もそれぞれがお互いの活動などに興味や関心などを持つようになりました。
相手に興味を持つこと、身の回りの変化に関心を持つことは必ず課題の発見・気づきに繋がります。
SDGsスタディーツアーをきっかけに、所属する高校や大学の普段の生活でも「何か、誰かに興味を持つこと」を大切にしてほしいと思いました。
発信すれば、うまくなる
今回のスタディーツアーで一番驚いたことは、生徒の皆さんがどんどん自分の思ったことをどんどん発信することがうまくなったことです。
最初の方は原稿を読みながら、発表をしていたのですが、徐々に自分の言葉で、自分が感じたことを発信できるようになっていきました。
たった4日間のツアーだったかもしれませんが、生徒の皆さんにとっても自分の想いを発信する「きっかけ」となったのではないでしょうか?
学んだことをシェアすることで学びを深める
女性学実行委員会の生徒の皆さんは、普段「女性学」の授業を運営をしています。
1月9日(木)と16日(木)の女性学の授業にて、12月末に行ったスタディーツアーの内容を同級生に発表しました。
女性学の授業では、生徒自身が先生となり、授業の運営をしています。
大津・京都には行くことができなかった生徒の皆さんから、活発な質疑が行われていました。
同級生が授業をすることを温かく見守るクラスメイトの姿も素敵でした。
今後、このように自分たちの学びに自分たちが責任を持つことが大学や高校でも必要になっていくのではないかなと思います。
様々なところでもお伝えしていますが、最初からなんでも完璧にできることはないので、みんなでチャレンジしながら賢くなる、やりながら学ぶ、まさに「Learning by doing」だと思います。
やればできるんですが、なかなか完璧、理想を求めすぎて私たち大人がチャンスを潰さないようにすることが難しいですし、自分にも常々言い聞かせておかないといけないなと思っています。
SDGsについては教室だけで学ぶのではなく、教室の外で様々な方の協力を得ながら主体的に学び、自分ごととしてSDGsを理解し、行動することこそ求められています。
このようなスタディーツアーなどを館林女子高校や立命館大学の学生と一緒に引き続きやっていきたいと思います。
これからも館林女子高校 女性学実行委員会・立命館大学Sustainable Week実行委員会のご支援・ご協力を宜しくお願い致します。
今回ご協力いただいた皆さまに本当に感謝しております。
ありがとうございました!
今回のSDGsスタディーツアーの報告書はこちらです。
URL:https://www.sdgsimpactlab.org/wp-content/uploads/doc/20200106_SDGsstudy.pdf
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