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Sustainable Week 2019を終えて

12月20日(金)の夜、翌日に芝浦工業大学で行われる「次世代SDGsフォーラム」でのパネルディスカッションへ出演するため新幹線で移動中だった。Messengerのグループに送られてくる写真とテキスト。

無事に終わったんだな・・・

安堵の気持ちが大きかった一方で、これで終わりなのかという寂しさがこみ上げてきた。ん?これで終わりなのか?

今年はSustainable Weekを開催しない!?

半年前、エキスポーツ2019が終わり、いよいよSustainable Week 2019の準備にと思っていた。

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5/26(日)に開催したエキスポーツ2019の様子

過去2回、10月に開催してきたSustainable Weekであったが、そこに思いもよらぬ壁が立ちはだかった。

甲賀でつながる30日

これをなんと11月に実行するという。。。TaBiwa+Rが運営主体といっても9~10月はその準備に追われ、11月も企画中のためにSustainable Weekの開催準備どころではない。完全にSustainable Weekの開催するタイミングを失った。

一方で開催するタイミングを見失ったといっても、今年は1年間通して様々なことをやってきていることもあり、開催しないこと自体はマイナスにならないと考えていた。昨年度まではSustainable Weekというイベントが一つのゴールとして設定されていたが、今年度は違うというのも明確な変化として打ち出すという意味でも「開催しない」という意向を日に日に強めた。

7月に入ると今年のSustainable Weekはいつ開催するのかという問い合わせが増えてきた。もうこの段階では「開催しない」旨を伝えていたのだが、周囲の喧騒が増していく。

決断が正しかったと思えるように

決断を覆すことは正直容易ではなかった。しかしもう時は待ってくれない。

8月1日。団体のホームページで1枚の文章をリリースした。そこに「Sustainable Week 2019の開催」を明記した。やるしかない。

振り返ればこの決断は決して間違いではなかったと思う。思うというか、決断したことに対して、いかにその決断が正しいと思えるような結果に持っていくのかが重要なのである。結果的にSustainable Week 2019を開催したことが良かったと思える理由。それは普段なかなか光の当たらない陰に隠れている(隠れてしまっている)人や団体がSustainable Weekというイベントの一定の知名度を活かして光が当てられる機会であるということ。つまり発信したい個人、団体の表現の場としてSustainable Weekが活用されている。具体的に言うと、例えばロヒンギャの写真展を開催した学生は普段取材を「する」側であり、どちらかと言えば日の当たらないところにいるが今回は取材を「される」立場になったのである。

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ロヒンギャ写真展:来場した高校生へ写真について説明する学生の様子

また、多くのネットワークを持つSustainable Week 実行委員会だからこそ、他大学の学生団体なども発信できる場となっているのである。さらに今回は新しいロボットもパネルディスカッションで登場したりポスターの説明を行ったり、PayPayの利用ができる物販ブース開設もSustainable Week だからこそできることであったと思う。それはSustainable Week自体があらゆる挑戦の場であるということに加えて、3年間の活動で積み重ねた信頼の証なのだろう。

仲谷総長展示鑑賞ロボット案内ver

展示されているポスターについてロボットを使って説明している様子

PayPay物販ブース

PayPayを利用できる物販ブースの様子

終わりなき旅

ところでSustainable Week 2019のプログラムを確認してお分かりの方もいただろうが、今年は閉会式が行われていないのである。最終日にあたる20日には「Ritsumeikan SDGs Conference」という企画で、今年度の活動報告と次年度の活動についてを仲谷善雄学校法人立命館総長の前でプレゼンテーションを行った。もう次の世代へとバトンを渡す時である。だからこれが終わりではない。まだ僕たちは旅の途中なのだ。

この旅の続きは次の新しい世代に連れていってもらうことにしよう。


最後に、Sustainable Week 2019を開催するにあたって、お世話になった教職員の皆様をはじめ、協賛・後援・協力をいただいた皆様に感謝を申し上げます。引き続き次年度のSustainable Week 実行委員会もどうぞよろしくお願いいたします。

2019年12月28日(土) 

立命館大学 Sustainable Week 実行委員会 委員長 亀石 弥都

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