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地域づくりは出会いの場から~第1回「サステナまち計画」

この記事は2018年5月16日に名古屋青少年交流プラザ(ユースクエア)のFacebookページで公開されたものです。

6回連続で行われる講座「サステナまち計画」。
その初回が5月8日に行われました。

ユースクエアのある名古屋市北区の柳原地区には、名古屋城の北東約1kmに位置し、南北600mの長さに連なる「柳原通商店街」があります。
その歴史は非常に古く、商店街振興組合法成立とほぼ同時の昭和38年に設立しました。

この講座は、近隣の愛知学院大学 名城公園キャンパス(以下、愛知学院大学)の地域連携センターと協働して行われています。また、周辺の関係各所の皆様にも、広く声をかけさせていただいています。

ユースクエア周辺は、ステークホルダーとなる方々が非常に狭い範囲に集まっていることが特色です。
そのため、講座の開催場所も、愛知学院大学・柳原通商店街・ユースクエアの3ヶ所で日にちを変えて行います。

初回の開催場所は愛知学院大学でした。
この日は話題提供者のお話を聴くことがメイン。
柳原通商店街の副理事長:岩田さんの挨拶のあと、2人の方のお話をうかがいました。

1人目は北区役所地域力推進室の竹橋 真悠 (Mayu Takehashi)さん。
「北区は全国にいくつあるか知っていますか?」「実は12都市なんです」「その中でも、名古屋市北区は全国でもっとも古い『北区』です」
という衝撃的な導入から始まった発表は、名古屋市北区にまつわる基礎データ(立地や歴史、人口など)を中心とした内容でした。
それによると、名古屋市は2015年から緩やかな人口減少が始まっていますが、その中でも北区は1980年から既に人口減少は始まっていたそうです。さらに、ひとり暮らし高齢者が市内でもっとも多いこともあり、地域の人の「孤立化」が今後いっそう進むことが心配されるとのこと。
そのため「人が集まる場所・交流できる場所」の存在が、この地域には必要不可欠ではないか、というお話でした。

ゲストスピーカー1人目。
北区役所地域力推進室の竹橋さんです。

2人目は名城公園フラワープラザ有馬孝一さん。
ここ周辺は、地下鉄「名城公園駅」を基点とすると、東側は柳原地区、西側は名城地区になります。
互いに近接した位置関係にあるため、一方の未来を考えることはもう一方の未来を考えることにも繋がるはず!ということで、今回は名城地区の代表的公園:名城公園の取り組みや、有馬さんが考える理想の公園像をうかがいました。
最初に、名城公園の立地や来客層についてのお話がありました。
女性の方たちやファミリー層が中心ではありますが、1人で来られる方も多いのだそう。ランニング、カメラ、観光、遠足…などなど。さすが名古屋の代表的な公園らしく、活用方法も様々であるということでした。
「小さい頃、自分が公園で遊んでいた時は、大人の人に面倒をみてもらっていた」という有馬さん。悪さをすれば、他人である大人から叱られたこともあるといいます。
そんな「互いを気にし、気に掛け合う場」としての公園が、有馬さんの描く理想。そういう場が当たり前にあることが安心・安全なまちづくりにも繋がるのでは、というお話でした。

ゲストスピーカー2人目。
名城公園フラワープラザの有馬さんです。

話題提供の後は、参加者で話し合い。感想交流と自己紹介の時間が中心となっていました。
これからの展開に期待し、次回に続きます。

グラフィッカーさんによって、2人のゲストスピーカーのお話は、リアルタイムでまとめられます。
話題提供の後はダイアログ。
初回ということもあり、自己紹介に多くの時間を割いているような印象でした。

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