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日常と祝祭

先日、31歳の誕生日を迎えました。

そんな私ですが、昔から誕生日を祝ってもらうことをあまり嬉しく感じません。いや、嬉しくないというのは言い過ぎかもしれません。嬉しいんだけど、祝う対象って私なの?と思うことがよくあります。

31歳になるために何かを頑張ったわけでもないし、自ら31歳になることを心から願ったわけでもない。だから、おめでとうと言われても「何もしてないし…」となってしまう笑(人の誕生日は躊躇なく祝うんですが)

あと、この歳にもなると、どうしても歳をとることをポジティブに捉えにくくなる。

ヒゲが以前よりも濃くなってきたり、鏡で自分の顔をよく見てみると以前には無かったところにシワやシミができていたりして、少しずつ「老い」を感じる場面が増えてきます。

老いに対してアンチエイジングを頑張ろうとも思わないけど、老化を全肯定して受け入れるほどの潔さも持ち合わせてはいません。20代後半になってからは誕生日を迎えるごとに、「健康に過ごす」という面白みはない抱負をずっと掲げている気がします。

そんな私は誕生日ケーキもプレゼントも特段欲しいと思いません。

ただ、妻から「流石に何かさせて」と言われたので、迷った挙句マクドナルドを奢ってもらうことにしました。(ありがたい話です)

普段、マクドナルドではポテトと1番安いハンバーガーかマックチキンしか頼まないのですが、せっかくの機会なので"高級ハンバーガー"を食べました。

本当はポテトLを2つ食べたかったんですが、ポテトのクーポンが1会計あたり2枚までで、妻のポテトと合わせるとポテトが3つになって1度の会計ではクーポンが足りなくなるのでダメと言われました。(そこは誕生日でもダメなのかよ!)

特別感があると楽しい。

マクドナルドのハンバーガーなんて(なんて と言ったら失礼だけど)、食べようと思ったらいつでも食べられるけど、誕生祝いとして食べると普段何気なく食べるよりも何故か少しだけ楽しく感じるし、記憶にも残る。

妻も普段は頼まないシェイクを食べてて嬉しそうだったのを見て、「自分の誕生日を理由に、他の人が楽しくなれればそれはそれで良いのかな」と思いました。

子どもがケーキを食べられるようになったら、どうぞ私の誕生日を口実にケーキを食べてもらいたい。

そういえば職場で、誕生日が近いメンバーがいたと思うので、何かちょっとしたお菓子でも差し入れしようかな。

日常を淡々と頑張るのも大事だけど、たまには祝祭で盛り上がるのも大事だよなと思った私でした

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