U11エラー

リビングで子供と遊んでいると、浴室の方から「ピピピピピピピ…」と電子音が聞こえてきた。

「あ、洗濯機のエラーだな」

我が家の洗濯機は2年前に買ったドラム式洗濯機なのだが、タッチパネルが付いている。購入当初は、今の機種にするのかかなり悩んだのだが、使い始めてみると、タッチパネルは操作がしやすいし、表示も見やすい。今まで使っていた7セグ表示とは大違いだった。

話を戻す。

「何のエラーだろう」と思い、洗濯機のタッチパネルの表示を見てみると、U11エラーとあり、排水ホースが詰まっているという表示がされた。普通の洗濯機なら、エラーコードから故障内容や修理方法を知るためには説明書を確認しないといけなかったが、タッチパネルにエラー内容とが表示され、「やっぱりこの洗濯機にしてよかったな」と思えた。

タッチパネルの表示に従い、排水ホースの引き回しや、排水口の詰まりを確認したが、特に問題はなさそうだった。念のため、メーカーのサポートページに記載してあるメンテナンス方法もいくつか試したけれども、全然改善する気配は無かったので、自力での修理は諦めてメーカーに修理を依頼することに決め、WEBから修理依頼をした。その翌日は4月1日で、子供の保育園の入園式が控えていたこともあり、「こんな時についてないな」と思った。

なるべく早期の修理を祈りながらも、1〜2週間はコインランドリー生活になることを覚悟していた。

すると、修理依頼をしてから約1時間後に知らない番号から電話がかかってきた。迷惑電話かなと思いつつ、あまり期待はせずに電話を取った。
結局修理窓口からの電話で、4月1日に修理できることになった。こんなにすぐ来てくれるとは思っていなかったので、内心すごく安心した。あとで、修理に来た人に聞いてわかったのだが、この季節はそこまで忙しくはないらしい。夏になるとエアコンの設置が始まるので(エアコンと洗濯機は部署が同じ)、めちゃくちゃ混むらしい。今の時期に故障したのは不幸中の幸いだったかもしれない。

そして、入園式の数時間後に修理にきてもらった。排水ホースにめちゃくちゃ糸くずやホコリが詰まっていたのが故障の原因だった。

詰まった理由は単純明快で、フィルターの掃除をしていなかったからだ。うちの洗濯機には、排水フィルターというものがあり、そこに糸くずやホコリが溜まるようになっているのだが、このフィルターを全く掃除していなかった。

説明書には週に1度は掃除するように書いてあるが、実際は購入してから10回もしていないと思われる。サボりすぎだ。

あまりにも詰まっているので、排水の弁にある?モーターにまで糸くずが及んでおり、糸くずがモーターに巻きついているせいでモーターもおかしくなっているとの事だった。

結局、詰まっていたホコリを全て取った上で、そのモーターも交換してもらった。完全なこちらの過失で修理に来てもらったので、すごく申し訳なくなり、技術員の方には謝罪した。

「やっぱりメンテナンスは大事だよな」と痛感した。と同時に、これから自分の体にも同じようなことが起こる可能性はあるなと身が引き締まる思いだった。

既に兆候はあって、3月にはヘルニアと診断されたし、20代後半になってからは年に一度は体調崩すようになった。
先日は、子供が下痢した翌日に胃腸炎になった。その日は会社を早退したのだが、帰る途中、各駅停車で駅のトトイレで嘔吐した。この10年で1番辛かったかもしれない。

こんな感じなので、2年位前から少しずつ健康に気をつけるようにはしてて、筋トレを習慣的にしたり、食事のバランスを気をつけたり、お酒をほとんど飲まなくしたりしている。

効果があるのかは分からないが、生まれつきの体質だからと諦めていた白髪の量がかなり減ったし、妻からは前よりも若く見えると言われることもある。
メンテナンスって面倒に感じることもあるけど、手を抜きすぎたら壊れちゃうから「自分のメンテナンスもちゃんとしないとな」と改めて思ったのであった。

ちなみにその後の洗濯機だが、排水フィルターは毎日、なんなら洗濯するたびに掃除している。

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