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EDHオタクカードウォッチング #8

こんにちは、助六寿司です。
こちらの記事は、晴れる屋チャンネルさんの名企画「EDHオタクカード紹介」に倣い、
筆者がEDHのデッキを考える過程で見つけた面白そうなカードやワンチャンありそうなカードを備忘録がてらまとめたものです。
少しでも皆さんのEDHライフに役立ってくれたら幸いです。

本家「EDHオタクカード紹介」はこちらから


《オーガの囀王/Ogre Chitterlord》

囀ってなんだよ

登場時と攻撃時に2体のネズミトークンを生成し、ネズミに対するパンプアップ能力も併せ持つクリーチャー。
マナコストとパワーおよび誘発条件はタイタンサイクルを、種族と名前およびネズミ関連という点は《オーガの貧王》を彷彿とさせる。
元々エルドレインの森のジャンプスタート用に作られたが、同セットのジャンプスタートの発売が中止となり、その時の名残でドラフトブースターに収録されなかったという複雑な経歴の持ち主。
能力についてはざっくり言えば赤いジェネリック《墓所のタイタン》といったところ。
ただし、いくらパンプが可能とはいえブロックに参加できないデメリットは小さくなく、あちら以上にシナジーを考慮しての採用が必要となる。
盤面のクリーチャーをカウントしたり生け贄コストを要求したりなどでとにかくクリーチャーの量を求めるデッキが主な採用先となるか。
《宴の結節点、ジェトミア》はトランプルや二段攻撃を付与できるため、こちらのパワー上昇も生かすことができる。
《テルカーの技師、ブルーディクラッド》で他のより質の良いトークンに変えてしまったり、宝物にしてマナ加速したりするのも面白い。
《二天一流、一心》では、本家タイタンをはじめライバルこそ多いものの、トークン生成とパワー上昇の両方が倍加するためなかなかの脅威となる。
そして、きたるブルームバロウでは固有色赤のネズミ統率者として《渦巻く精神、ウィック》が新たに加わる。当然、ネズミを盤面に供給してカタツムリを育てつつ、すでに盤面に出ているネズミを強化できるこちらとの相性は良好。

《改革派の車輪職人/Renegade Wheelsmith》

ジャック・アトラス

タップ状態になるたびクリーチャー1体にブロック不可を課す能力を持つ。
タップという誘発条件はカラデシュブロックのクリーチャーに何体か存在し、同ブロックで初登場した機体と組み合わせることで召喚酔いや返り討ちのリスクを冒さず能力をトリガーできる。
こちらも攻撃で誘発させるには心許ないスペックであるため、機体や召集などのタップアウトレットと併用したい。
面白いと思うのが《殺戮の歌姫、キット・カント》との組み合わせ。使嗾とブロック不可の合わせ技で戦闘のコントロール力が増す。

《破滅の冠/Crown of Doom》

統率者セットが年1ペースだった頃はここぞとばかりに多人数戦向けカードが新規収録されていた

所有者が攻撃されると攻撃クリーチャーのパワーが上昇するという、一見するとデメリットしかないが、後半の起動能力でコントロールを押し付けあうのが主旨となるカード。
一度相手の手元に渡れば、以降起動能力でこちらに送り返されることはないので高みの見物を決め込むことができる。
もちろん使嗾との相性は抜群。《リスティックの研究》などと併用してマナ支払いを重ねさせるのもいやらしい。
プレインズウォーカーへの攻撃にも適用されるのでオースブレイカーで使ってみるのも面白いか。
基本的に設置後すぐ渡したい関係上、5マナは立てておく必要があることと、アーティファクトを生け贄に捧げる手段を相手が持っていると対処されてしまう点には注意。

《樫材のセイレーン/Oaken Siren》

食物並みのアーティファクト拡大解釈

前回紹介した《お告げの行商人》と同じ制約付きの青いマナクリーチャー。こちらはアーティファクト関連でしかマナを使えない。
《お告げの行商人》ほどのコスパはないものの、こちらは飛行警戒を併せ持ってるおかげで戦闘要員と両立させやすいのがポイント。
例えば装備品を主体としたデッキでは、普段はマナクリーチャーとして運用させつつ、緊急時の装備先としても悪くない。
青い共闘先と組んだ《Chief Jim Hopper》では、非トークンの攻撃クリーチャーとしてカウントしつつ、手がかりの起動コストに充てられる。
例によってギルド印鑑などでマナロンダリングすることもできる。
何気に海賊でもあるため、能力はオマケとして考え、海賊がダメージを通す必要がある《鋭い目の航海士、マルコム》《鉄面連合の略取者、ブリーチェス》《鸚鵡の匪賊、フランシスコ》で使うのも手か。これがコモンでマルコムとブリーチェスがアンコモンなのでパウパーEDHでも使用可。

《抜け目ない交易商人/Savvy Trader》

土地も追放して出せます

ETBで疑似的な墓地回収と、手札以外からのキャストが軽くなる常在能力を持つクリーチャー。
単体でも完結した性能しており、《戦慄の狼の伝令官、ファルドーン》のような手札以外からのキャストが主軸のデッキではさらに後半の能力の旨味が増す。
《カティルダとリーア》においては、フラッシュバックで唱える呪文を軽くしながら、フラッシュバック化に必要な人間クリーチャーを墓地から拾えて、なおかつこれ自身も人間…とかなり噛み合っている。
手札以外からのキャストはジェネラルのテーマとして採用されることも多く、将来性という意味でも持っておきたいカード。

番外 : 《永岩城の修繕/The Restoration of Eiganjo》

ネオ神河の変身英雄譚のひとつ。
本家EDHオタクカードでは視聴者公募カードの1枚として紹介されていた。

ここでは、動画で紹介されていた以外に相性の良さそうなジェネラルを見つけたので番外編として紹介したい。
そのジェネラルとは《風の憤怒、カイカ》。
唱える時は非クリーチャー呪文であるため、あちらの1つ目のトークン生成能力を誘発させることができ、裏面になればこちらでも継続的にスピリットトークンを供給できるため、2つ目の能力とも噛み合う。
また、3マナで1枚基本平地を持ってこれるので、カイカをキャストするのにあと1マナ分足りないという状況を打開できるような場面もあるかもしれない。
インスタント・ソーサリーを主軸としていると2章の能力の対象がいなくなってしまう……と思いきや土地も出すことができるため完全に腐るような状況は少ないだろう。

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