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EDHオタクカードウォッチング #2

こんにちは、助六寿司です。
こちらの記事は、晴れる屋チャンネルさんの名企画「EDHオタクカード紹介」に倣い、
筆者がEDHのデッキを考える過程で見つけた面白そうなカードやワンチャンありそうなカードを備忘録がてらまとめたものです。
少しでも皆さんのEDHライフに役立ってくれたら幸いです。

本家「EDHオタクカード紹介」はこちらから


《フェイワイルドの訪問者/Feywild Visitor》

素直に背景として使う場合は
《アストラルの狩人、ガナクス》との組み合わせがわかりやすく協力

戦闘ダメージを通すと飛行持ちトークンを生み出すエンチャント。
背景エンチャントの1つだが、比較的緩い条件かつノーコストでトークンを並べられるため、デッキに回避能力持ちを多く採用していてかつ横の展開力が欲しい場合はメインデッキへの採用も検討できるか。
トークン生成の判定はプレイヤーごとに行われるため、上手くいけば1ターンで複数体生成することも可能。
また、ドラゴンもフェアリーも飛行を標準搭載している事が多いためそれらの部族デッキに採用するのも面白い。特にエルドレインの森で登場した《夢見る決闘者、オビラ》《壮麗公爵、テグウィル》《狡猾な征服者、アリーラ》はいずれもフェアリーを横に並べることで真価を発揮するため相性がいい。

《やり場のない悔恨/Overwhelming Remorse》

ミシュラが映ってるけどカウントするのはクリーチャーカードのみ

墓地のクリーチャーカードの数だけコストが減少する追放除去インスタント。
黒緑系の生物主体かつ墓地利用を行うようなデッキでは、さながら黒い《剣を鍬に》のように運用できる。
また、「スタンダードセットに」「コモンで収録された」「マナ総量5以上のカード」ということで各種派生EDHでもリーガルだという点も覚えておくと良いかもしれない。

《束縛のミイラ/Binding Mummy》

次元全体でゾンビがフィーチャーされたアモンケットならではの一枚

世にも珍しい白単のゾンビ部族カードで、ゾンビのETBに反応してクリーチャーかアーティファクトをタップする。
執筆時点での白いゾンビのジェネラルには《永遠神オケチラ》《リッチの女王、ヴァリーナ》《アーボーグのラタドラビック》がおり、これらはいずれもゾンビトークンを生成する能力を有しているため相性が良い。
アモンケットにはこれ以外にも白いゾンビ部族カードが存在するため、気になる人は調べてみよう。

《迂回路/Circuitous Route》《ナヴィゲーション・オーブ/Navigation Orb》

迂回路の方は何故かバルダーズゲートに再録されなかった

いずれも基本土地か門をランパンするカード。
バルダーズゲートで登場した《砦門》などの指定した任意の色マナが出せる門と組み合わせることでマナ基盤をかなり安定させることができる。
勿論それだけであれば他に有力な選択肢は存在するが、それらと比べて圧倒的に安価で揃えられるのが魅力で、極限まで価格を抑えて3~5色のデッキを組みたい場合にはおすすめ。門が意外と在庫無かったりするのは内緒
単純な性能だけで言えば迂回路に軍配が上がるが、ナヴィゲーション・オーブの方にも「緑抜きのデッキにも採用できる」「緑マナが捻出できない状態でも使える」など利点もある。《エーテリウム造物師、ブレイヤ》であれば後引きしたオーブもコストとして有効活用できる……かもしれない。

《シャライとハラー/Shalai and Hallar》

これハラーさんはシャライさんに合わせてぴょんぴょんしてるの?

これ自体を統率者に指定しても強力な一枚だが、個人的に注目しているのは《ジャレッド・カルサリオン》との組み合わせ。
ジャレッドは小マイナス能力でクリーチャー1体にその色の種類数と同じだけの+1/+1カウンターを置くことができ、プラス能力の5色トークン生成とあわせる事で最大10点分のバーンを比較的簡単に実現できる。
同様の動きが可能な《完全なる統一》と比較すると、こちらはクリーチャー(しかも飛行警戒持ち!)であるためPWであるジャレッドを守れる点、さらに多色カードであるためジャレッドの小マイナス・大マイナス能力の対象にできるという点で優れているといえる。

おまけ:背景エンチャントの活用小テク

背景エンチャントはいずれも「統率者に能力を付与する」形で効果を発揮する。
これには統率者を除去されたり能力を消されたりすると同時に無力化してしまうというデメリットがあるが、一方で共闘などで統率者が2枚盤面に存在していれば効果が倍増するというメリットもある。

たとえば、《セラの大天使、レイディアント》と《嵐の目、シアーニ》を統率者に指定していて、この2体+《フェイワイルドの訪問者》が場に出ているとする。
この状態で自分のクリーチャーが対戦相手1人に戦闘ダメージを与えた場合、訪問者のトークン生成能力はレイディアントとシアーニの双方が保有していることになるため、生成されるトークンは2体となる。

「統率者に指定できる」という背景の最大の強みは活かせなくなってしまうものの、もし共闘統率者を使っているのであれば、相性の良さそうな背景を探してみてはいかがでしょうか?

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