【武道アカデミー台本】えっ!? 流派がなくなる時代に突入? ~ YouTubeの次はホログラム ~
冒頭
武道業界に激震が走ります!!
このままだとね、流派がね、なくなっちゃう…かもしれないΣ(・□・;)
チャプター 1
藪内崇視の武道アカデミーにようこそ!ということで、(一呼吸おいてみる)始まりました。
また、こいつ何言ってんの?ってツッコミたいでしょ?
流派が完全になくなることはないと思うけど、流派の概念は今後は希薄になりますよ。
それは誰がそうしているのか? (一呼吸おいて)他でもない武道家の皆さんです。
今ね、YouTubeの時代ですよね。誰もが動画コンテンツを自由に配信出来て、
芸能人以上に知名度や影響力を持てるようになったんです。
この武道の業界においては、みんなこのYouTubeの動画で技を見ちゃうでしょ。
手の内を全てね。そしてそれを皆タダで見れちゃう訳ですよ。
それが良いか悪いかは別としてね。
流派を掲げている道場に入門しなくてもいいんですよね。
動画で検索したら出てきちゃうから。ぶっちゃけ、DVDを買うより手軽ですよ。
だから、特定の師匠はいません。っていう人もこれから出てくるんじゃないかな。で、そういう人はいろんな流派の良いとこどりが出来ちゃうわけで。
必死で流派を守ってきた人には残念ですが。
ごちゃまぜになっちゃった創作武道ができちゃいますよね。
でも、それは今までの歴史を踏まえても複数の流派を学んできた人はいた訳なので、どうか、目くじらを立てず受け入れてください。そして次の時代に進みましょう!!
チャプター 2
そもそも、それがどうして悪いの?っていう武道初心者の人も、
もしかしたら視聴してくれているかもしれないので武術の本質というものを
一応解説しておきますね。
武術というものは本来は敵を殺傷するためにある技術です。
この技術は、基本的には兵士が学ぶ技術であり学門なんですね。
これを帝王学といいます。帝王学というものは王様が国を治めるために学ぶ学問のことです。
つまり今でこそ武道は気軽に学べますが、本来であれば職業軍人である兵士しか学べなかったものです。日本でいうと侍・武士にあたります。幕末まではよっぽどのことがない限り、農民は学ぶことができなかった訳です。
話を少し戻しますが、兵士が学ぶ技なので、使う相手、「敵」も兵士なんです。
で、戦いになると力やスピード、体格や身体能力の他に、
「相手が知らない」ということが勝敗の分かれ道になるんです。
虚をつく。隙をつく。情報戦・心理戦です。
だから相手に知られたくない。
流派として門外不出で習っている人以外には教えない、ということで成り立ってきたんですね。
それが今、グローバルになって概念が壊れていますよ、っていうお話なんです。
分かりますかね?
漫画で説明しましょう。僕は昔から週刊少年ジャンプの読者なので、その中の作品でいうと、
「HUNTER×HUNTER」の念能力、
「ジョジョの奇妙な冒険」のスタンド、
相手の能力を知られると攻略されやすくなっちゃいますね。そのイメージです。
だからね、逆に言ってしまえば切り札を見せないのが本当の武道家なんだよね。ちなみに、僕は古武術とかは見せないですね。居合道とか、棒術は見せてるんですけどね。
まぁ、別のメリットでいうと動画で配信、またはサーバーに保存されることで、文化が失われないのかなって僕は思います。
チャプター 3
さぁ、終盤です。YouTubeの次に来る映像と言ったら、僕はこれしかないと思ってます。ホログラム(いぇーい)!!
スターウォーズの絵を描きました。R2D2とレイラ姫。
1977年公開ですから、43年前には予想されていた未来。
だいぶ進んでますよ。リニアもそうじゃないですか。60年くらい研究してようやく実用ですよ。
ホログラムに興味のある人は、制作している会社がどれだけあって、どこまで進んでいるのか?
調べてみてください(^_-)-☆
ホログラムが進むと、完全にリモートで稽古できますよね!
動画でも見て真似ることができるんだけど、画面に映っていない反対側どうなってんの?ってあるじゃないですか。それがホログラムだと360°から確認できますよね。
いやぁ~早く実現してほしいです。時代が変わっていく、技術が進歩していくことが、僕は物凄くわくわくするんですが、皆さんは如何でしょうか?
ということで、ご視聴ありがとうございました!!
サポートありがとうございます!クリエイターとしての活動費とさせて頂きます。