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本郷和人 島田裕巳「鎌倉仏教のミカタ 定説と常識を覆す」(祥伝社新書20240410)
統一教会と幸福の科学、創価学会と立正コウセイ会を同時に入会している人もいる。
宗教は難しい。
禅寺で長寿の僧侶がたくさんいる。身体の弱い人は二十歳くらいで死んでしまうから、修行を生き延びた人は身体が丈夫だから。
鎌倉仏教で唯一、始祖の名前を冠しているのが日蓮宗。最後までぶれなかった唯一。
日蓮正宗は日蓮の墓守をしていた一番弟子が起こしたもの。高度成長期に創価学会が支えるが、1991年バブル経済が終焉する頃に袂をわかつ。
塩野七生「男の肖像」が出典のようだが、織田信長が日本人に与えた最大の贈り物として、比叡山焼き討ちや越前一向宗との対立、石山本願寺攻めのような、「狂信の徒の皆殺し」をあげている。
それにらにより日本人は宗教の免疫となったこと。
400年間の政教分離の伝統を維持できた国は、イギリスと日本だけとか。
そのおかげで、日本には宗教戦争は回避できたという理解。
日蓮だけが最後までぶれなかったということはたいへん興味深い。
法然や栄西、親鸞は幅広く取り入れたり、ぶれたりもした。
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