『RGが90分あるあるを歌い続けコウテイが90分漫才をし続ける会をやってもOK釈迦地蔵!ズィーヤ!』
先日、RG×コウテイのユニットライブを観に行った。
それ以来、RGにどうしようもなくハマってしまった。見ているだけで面白い。彼は憎めない奴なのだ。
そのライブを見るまで、正直なところRGのあるあるを舐めていた。
「ためてためてためて、結局しょうもないあるあるを言うスベリ芸」
これはテレビ尺に合わせた一側面に過ぎなかったのだ。
まず歌がうまい。声がよく聞き応えがあるため、あるあるの精度に依らず楽しめてしまう。
僕はディナーショーに行く妙齢の方々の気持ちが分かった。
また、お題を客席からもらうことで偶発性が加わる。
その場で替え歌していく歌詞の一部がその場の状況やあるあるとシンクロする、いわば"ミラクル"が起こるのだ。ここがテレビで披露されていない生あるあるの最大の醍醐味だ。
これには、即興で替え歌するために語感が合うところはひたすらお題のワードを当てはめがちというRGのあるあるあるあるがうまいこと作用している。
たとえば、お題「窓ガラス」に森山直太朗『夏の終わり』を選曲した際、
夏の終わりには ただあなたに会いたくなるの
が
夏の終わりには 窓ガラス割りたくなるの
となり、
いつかと同じ 風吹き抜けるから
と続いて、偶然 窓ガラスあるあるが完成する。
この時のRGの表情がまた抜群だ。
前後の文脈がピッタリ当て嵌まる。
こういうミラクルが会場を笑いと称賛の拍手で包み込む。
舞台上の"あるある"は生きている。謎かけ的な不思議な快感があるのだ。
かつて単独でオールナイトあるあるライブをやったことがあるらしい。もし次があるなら必ず見にいく。
https://music.apple.com/jp/album/%E5%A4%8F%E3%81%AE%E7%B5%82%E3%82%8F%E3%82%8A/1444128852?i=1444129023
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