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香水の話

数年前から、香水が好きになった。

きっかけは「AUX PARADIS」の「Osmanthus」という香水。
元々、金木犀の香りは好きだったけど香水になったのをちゃんと嗅いだのはこれが初めて。

「あ、めっちゃ良い匂い」

それが、この香水の初めの感想。
恋人もその香りをつけはじめて、離れていても互いが近くに居るような気がして、「AUX PARADIS」の四季の限定は2人で全種類買った。

実は、1番つけた香りが冬向けの「Winter berry」だった。
甘いベリーだけど甘すぎなくて好きすぎてハンドクリームもこの香りをよくつけていた。
女性っぽい香りだけど、男がつけても大丈夫。

逆に1番つけないのは夏の「Grapefruit」だ。
自分には柑橘系の香りがいまいちしっくり来ない。

自分に合う香水ってどんなのだろう?
好きな香りをもっと試してみたいな、と香水に興味が湧いた。


「Osmamthus」が香水に興味が湧いたきっかけだったので金木犀も何種類か試した。

「生活の木」の「金木犀」はまさに金木犀。外を歩いてて時々香ってくるあの匂いそのままで笑ってしまう。

「メイクミーハッピー」の「TAUPE」は爽やかさがプラスされた金木犀と言った感じ。ロールオンなので気軽に香りを楽しめるし、ネロリとベルガモットがすごく好みの香り。
結構、可愛い香りなので、女の子向けな気もする。


最近、いちばん好きな香水は「Maison Margiela」の「REPLICA Whispers in the Library」だ。
去年の秋冬は、よくつけた。
これを買うきっかけは、香水の名前だった。
「図書館の静まり返った空間」をイメージしたなんて、図書館や本屋が好きな僕が嫌いなわけないな、と。

実際、大好きな香水になった。

香りは甘い、バニラの香りとウッディな香りと、スモーキーでスパイシーなちょっと不思議な香り。
人の香りと言うよりも建物自体の香りっぽい。

初めて嗅いだ時の印象は、雪の降る冬の日に、もみの木のツリーが置いてある暖炉のある部屋でココアを飲みながら読書をしている感じ。
僕の別荘がイメージに近いかも。大きな犬もいたらいいな、なんて妄想が膨らむ。
ワイマラナーが飼いたいので、ワイマラナーを想像しつつ、チョコタンのチワワも飼いたいので、おっきいのもちっこいのも居て、恋人もそこに居たらもう天国じゃん。

まあ、妄想が長くなったけど、めちゃくちゃ暖かい冬と言う感じで冬にぴったりな香りなのだ。
古い図書館のイメージもなんとなくある。
でも、やっぱり季節は冬だ。

本が大好きな僕は、香水の名前も含めてハマってしまった。

つけていると、周りから「何の匂い?」と聞かれるくらい香水っぽくなくて香水だと言うと驚かれた。
この香り、被った事がない。
とりあえずら嫌な匂いでは無いそうなので良かった(気を使われてるだけだったらどうしよう)


Maison Margielaが結構好きな僕。
服やバッグもかっこいいのが多いけど、香水も独特で好きだ。
「Lazy Sunday Morning」は割と有名な香り?マルジェラで1番売れてるらしい。
試してみてらすごくいい香りだと思うけどこれは自分には似合わない気がする。


やわらかな肌がまとうリネンの香りが心地よく広がります。
イタリア、フローレンスの清々しく晴れた日曜の朝。
なめらかに肌を包み込む洗い立てのリネンのシーツ。
いつまでもこのままでいたい、落ち着きのひと時を再現。


こう説明があるくらいだから、爽やかな朝が似合う、清潔感のある人明るい人が合うのかも。
どちらかと言うと恋人のイメージだった。
春か初夏の日曜日の朝の恋人をイメージする香り。
秋冬になると彼女は冬眠モードなので朝が弱くなるので。


この香水をつけてたら、印象良くなりそう。
爽やか、清潔感って印象良いよね、香りからそうなら尚更だ。

他にもマルジェラの香水は試したいのが沢山あるけど、「JO MALONE」もわりと好き。
「BYREDO」の香水は気になってるけどまだ試せず。

「JoMalone」は、1番人気の「ENGLISH PEAR & FREESIA」と夏向きな香りの「Blackberry & Bay」を持っている。

1番人気の「English pear&freesia」 はさすが。いい香り。
華やかさがあって、フレッシュな香り。
寒い時期に合う感じだけど、すごく爽やかなので暖かい時期でもいけそう。
ユニセックスらしいけど、最初は上品で少し女性っぽくて、後半に大人っぽく奥行きが増すのでちょっとメンズっぽい感じに。
この感じ、すごく好きで、使いやすいと思う。
持続時間が長いのもいいな。

「Blackberry&Bay」はもっとベリー系の甘いのをイメージして買ったのに、意外にも酸味のある感じの青っぽい爽やかな香りだった。
わりと重めの香りが好きな僕だけど、夏につけるならこういうのが良いのかもな、と思う。
海に行く時とかに似合いそう。
系統的にはマルジェラの「lazy Sunday morning」に近い気がする。

嫌いな香りじゃない。
フルーティーさにベイリーフの清々しさ、後半にシダーウッドのウッディが来るのが良い。


個人的には甘い香りとウッディな感じが合わさってるのが好き。
基本的には、重めな冬っぽい香りが好きで纏いたいと思うけど、フレッシュで爽やかなのも嫌ではなくて。

自分だけ楽しむ為に、少しだけ手の甲につけておくと、顔に手を持っていく癖がある僕はフワッと香る良い匂いに癒されるので最高。

基本的にユニセックスな香水が好きなのは、女性っぽい香りも好きだからかも。
恋人が同じ香りを纏うと思ったら、その香りがしてくると少しテンション上がる。

女の人の香りがするとやる気が出るからって、女性物の香水つけてる人もいたし、香水って、色んな楽しみ方があるんだなぁと。


因みに、香水は手の甲につけるのが好き。
手首につけるより、ふわっと香って心地良い。
基本的に、香水は自分が楽しむための物ってイメージなのでプンプン香らせたいわけではないので。

Diorの調香師さんが1番香りが壊れないのが手の甲って言ってたし、おすすめ。

女性は指先につけるのもありだと思う。
なんかエロさを感じる。
指の関節とか耳たぶにチークつける人と近いものを感じる。
気が付きにくい所まで拘るのっていいな。
(書いてて想像する女性がずっと恋人で自分が変態っぽくてキモイなと思う)


次は、DiorやCHANELの昔からある香りを試してみたいな。

あと、自分だけの香水が作れる所があるので、そういうのを作りに行くデートもしたい。
相手のイメージで香水作るのも楽しそう。

退院したら、香りの旅をしに行こう。



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