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なぜ子どもはレインコートを嫌がるのか

考えても仕方がないことを考えてみるの巻き。

自分が観測している範囲の話ですが、子どもってレインコート嫌がりません?私自身は着るものに無頓着で、親に「これを着なさい」って言われたら素直に着る完璧ガールだったので、ここまで「イヤ!」と言うもんだということを大人になって知りました。

まず幼児のみなさん

幼児のみなさんがレインコートを嫌がる理由は、まず第一に「とりあえずイヤ」がありまして、第二に「動きづらい、蒸れて暑い、(フードをかぶせられると)視界が悪くていや、シャカシャカするから嫌い」といった理由が割とありそうです(個人の適当調べ)。オシャレに対してこだわりを持っているお子さんだと、「色やデザインが好みではない、そもそも存在が気に食わない」とかが追加されている模様です。

親といたしましては、濡れないことを第一にしていただきたいんですが…と思うんですが、そのような道理は通用しない悲しみ。登園形式がバスや自家用車の場合は無理に着用しなくても大丈夫だと思いますが、徒歩だとね。特に普段は電動自転車送迎しているご家庭は、歩く距離が長くなりがちですし。

で、ちびっこ様たちがまっすぐ傘させるかってささないし、水たまりに引っかかるし。

対処法は保護者と園(登園中の場合)の環境次第ですが、園でレインコート着用のルールがあればとりあえずそれに従う。特になければ「園についたら着替えな!」でレインコートなしでいいやと腹をくくる方が親のメンタルにいいのかもしれません。着替えを持っていって(あるいは園においてある着替えに)登園直後、着替えるように促して貰う。その辺のフォローが少ない園の場合、ちょっとキビシイですが…。

ちなみに我が家は汗かき体質でして、「レインコートを着なければ外側から濡れる。レインコートを着たら内側から濡れる」という全方位どうしようもない感じでしたので、とにかく教室についたら着替えてねと言いまくっていました。

話はそれますが、イヤイヤ期のお子さんは、それに加えて「晴天でも長靴(レインブーツ)を履きたがる」というオプションが追加されることがある思います。あれは「脱ぎ履きしやすい、足元が束縛されない感じがいい、デザインがお好み」の辺りで評価されているっぽいです。

お子さんの足育とかに気を使っている方からすると、もはや絶望的な気持ちになりますよね。ただ、なんの責任も負わない第三者の視線を申し上げると、晴れた日に長靴を履いて意気揚々と歩いているちびっこは愛らしさ抜群です。靴が左右逆になりし、はた言ふべきにあらず。

そして小学生の皆さま

着ろ。
本音を失礼しました。

2024年時点で言う昨今、4月~6月にも関わらず、風を伴う叩きつけるような雨も、さほど珍しくないじゃないですか。昔はそれこそ「五月雨(さみだれ)」でしたよね。しとしとだらだら降る感じ。その”しとしと”くらいならまあ良いかと思いますが、最近よくあるどっばー!ざっばー!な時は、絶対膝辺りまで濡れるので、着用して欲しいと思います。

だと言うのに、小学生の皆さまって本当にレインコートもレインブーツも拒否なさいませんか。私の周りだけですか。さすがに天気予報で「豪雨」と呼ばれるレベルだとレインブーツ率は高まりますが、それでもレインコートは着ない。基準がずれるのか、しとしとレベルだと傘すら差さない。そこだけヨーロッパなの?

聞いてみたら「嫌だ、暑い、邪魔、格好悪い」がおおむねランクインしました(私の周り調べ)。

レインコート嫌われすぎだろ可哀そう…と思わないでもないのですが、まあ蒸れるというのは分かります。そして、幼児よりは比較的傘がちゃんとさせませすしね。

そして、イヤイヤ期のようにははっきりと見えないけれど、子どもの自尊心や自立心、こだわりの心が立ちはだかる時期ですので、レインコートがダメそうならば諦めて、撥水加工のある上着類で済ますしかないですね。体操着とかに着替えるといった対処を取ることを祈って、足下はもうお任せしましょう。撥水加工の上着もダメなら、早く雨が止むことを祈ります。

世の中の子どもたちよ、健やかにあれ!


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