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コロナレポート

(前回のTwitterでは文字制限があったので、ここで改めて書き直します)
現在、コロナ陽性のため隔離生活中です。
人それぞれ症状が異なるようですが、私の症状経過について少しだけコロナレポートさせていただきます。なにかの参考になれば幸いです。


東京駅地下ホームで

電車を待っていた時、 突然鼻水に違和感を感じ、そいつ(コロナウイルス)はどこからともなくやってきました。コロナは主に鼻から 侵入するケースが多いそうです。
数時間後そいつはみるみる私の鼻腔を占領し、鼻腔のなかで増殖、戦力を蓄え、2日間の集中攻撃で、私の味覚・嗅覚細胞を完全に破壊しました。
当然こちらも高熱を発射しながら反撃を加えたものの敗れ、やつらは南下を開始します。
すさまじい増殖を繰り返しながら炎症攻撃を加えるやつらは、鼻腔から咽頭へと戦線を広げ、私の声帯をも壊し、結果のどを腫らせて気道を狭めさせます。鼻をやられすでに鼻呼吸が不可能な私にとっては、さらに口呼吸さえしずらい、困難な状況へと追い込まれました。
           (体温38.8度 SpO2 98%→96% 心拍数105-110)

そして

やつらはさらに南へ戦線拡大させます。
下咽頭を占領し、気管支へ侵入を開始。こちらとしては咳をする以外に迎撃策はなく、その咳も気管支からの深い、嗚咽混じりの咳となっていきます。
まさに今、最前線は気管支にあり、ここを突破されたら生命線である肺に戦線拡大され、完全にアウトです。絶対ここは守りぬかねばならない!
                            (体温38.3度 SpO2 96% 心拍数105-110)

1〜2日間の

攻防のあと、気管支でのやつらの勢いは弱まってきたようです。
肺まで侵入させなかったことで、ホッとしたのも束の間、
南下政策から一転、やつらは今度はその人の弱点部位めがけ、まるで狙い撃ちしたミサイルのように攻撃をしかけ始めます。
基礎疾患を持っている方は、そこを攻められ悪化してしまうのでしょう。
本当にいやらしい野郎です!
私の弱点はかつて角膜移植をした目で、発症から5日目に結膜炎を合併しました。
約10時間、激痛が走り、抗炎剤を点眼したり冷やしたり痛み止め薬などで対抗しても効果はありません。(一般にコロナと結膜炎合併症は2%程度と言われます)                                   
                  (体温37.7度 SpO2 96%  心拍数115)

しかし幸いなことに、

免疫抑制点眼液を医師から処方され常備していたので、それを1〜2滴さすとスッと嘘のように痛みは消えました。
それでわかったことは、この症状はサイトカインストーム。つまり自らの免疫細胞が過剰に暴走し自らを痛めていた。原因をつくったのは言うまでもなくコロナウイルスですが、彼らは炎症を加えただけで、あとは人の免疫細胞の暴走を促すだけという、本当にいやらしい奴です。
コロナウイルスが、インフルエンザやノロウイルスと一線を画す点は、こんなところなのでしょう。

その後、

やつらの姿が見えにくくなりました。しかし体調が改善したかといえばまだで、時間帯によって頭痛だったり咽頭痛だったり、しつこくゲリラ線を展開させてるようです。朝は決まって発熱が見られ、私は一般の方々より消耗が大きいようです。
隔離から1週間以上経った今は、外敵の残党狩りと、やつらによって破壊された細胞を後遺症にならぬよう、どうしたらよいか経過観察中です。
                    (体温37.5度 SpO2  97%  心拍数82)
ちなみに、私と同時期に感染し陽性となった97歳の義父は、微熱が出たものの一晩で回復し、普通に台所に立ち、自らの夕食の支度をしているようです。
……本当に人によりますね。

以上、コロナレポートでした。





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