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【マインド】問題を小さくする力

母親からの電話は十中八九悩み相談だ。
それしか話すこともないのだろう。

日々の楽しいことを
話してくれるとこちらとしても楽しいのだが
もう、そういう生き物だと思って接している。

しかし、2時間も話を聞いていると
エネルギーを吸い取られて大変だ。

おいしい飲み物でものんで気分転換する。
だいぶ上手になってきたように感じる。

悩みが多い人は
「解決策をひとつに頼りすぎる」
という癖がある。

現実世界は色々な事象が混ざりあって
完成しているのに 解決策をひとつに
しようとすることがそもそも無理難題だ。

「解決する」というのは
あらゆる可能性をひとつずつ試してみる
ということに過ぎない。

瞑想は準備体操みたいなもので
これをして心を落ち着けていると
複雑化した問題に取り組める。

まずは安心しないと何も浮かばない。
深呼吸する。存在を肯定する。

母親は目の手術を受けるか
どうかで悩んでいた。

小さい頃に手術してあまり
よくならなかったという思い出から
受けたくないようだった。

ここで選択肢が二つになる。
・手術を受けるのか
・受けないのか

年齢もあって視力がないと
免許が更新できない。さらに分岐する。
・免許は更新するのか
・それともなくてもいいのか

現状としては手術を受けずに
免許更新しなくても
生活は出来る状態ではある。

では、手術を受ける場合。

・地元の通い慣れた病院
・行ったことはないが大きな病院

と、まあ ここまで考えたけれど
所詮は人間の考えることなんてしょうもない。
考えるだけ考えて、ほかの話をする。

(これがポイント)

悩みというのは今ある考えうる範疇には答えがないということ。つまり、自分の視野の外から答えをもってこなければならない。

ある程度煮詰めたところで
全く違う話をする。

最近読んだ本の話、ラジオで聞いた話。
愚痴、不満 なんだっていい。

調べれば答えがあるかもしれないけど
そんな事はどうだっていい。

父親との思い出話、家の細かなこと。
それをひとしきり話した。

すると
「大きな病院にまずは診察だけでもどう?」
というアイデアがでてきた。

アイデアはでてきたときは
なーんだそんなこと!という簡単な事が多い。

問題を小さくできた証拠だ。

手術を受けるかどうかから
診察を受けるかどうか、それから考える
という問題の最小化に行けた。

これなら試せそう。と母親も納得した。

そんな訳で私の母親コンサルは
今回は2時間で終了した。

自分も体調悪いというのに
働き者すぎるだろ!えらすぎ!

おいしい紅茶をのんで眠ろう。

最後までお読みいただきありがとうございます、今日もいいことありますよ!