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【予選12位】グランプリで好成績を修めることができたデッキを紹介します【Shadowverse EVOLVE】

みなさんこんにちは。SekappyアンバサダーのSurreです。

最近は本家【Shadowverse】と並行し、今年4月にリリースされたばかりのリアルカードゲーム【Shadowverse EVOLVE】にも力を入れています。

これまでは応募しても落選してしまったり、都合が合わず参加できなかったグランプリですが、10/22-23にかけて行われた「Shadowverse EVOLVE Grand Prix 2022 横浜 Autumn」でついにデビューすることができました。

久々の出場となったリアルカードゲームの大型大会。
本戦12位ということで惜しくも決勝トーナメント進出(*Best8まで)は逃してしまったのですが、12勝3敗という好成績を修めることができました。

普段はSekappyのテーマでもある『Life with games』に則って記事を書いているのですが、嬉しさと悔しさが入り乱れる複雑な感情を整理するため、今回は純粋なデッキ紹介記事の筆を取ることにしました。

◆使用デッキリスト

ブシナビ 

【メインデッキ】40枚
3×《あなたにささげる》
3×《検証、開始》
3×《見習い魔女と長い夜》
3×《アグネスタキオン》
3×《スペシャルウィーク》
3×《ナリタタイシン》
3×《おどれ・さわげ・フェスれ!》
1×《迫る熱に押されて》
3×《イクノディクタス》
2×《ウイニングチケット》
3×《ウオッカ》
3×《エイシンフラッシュ》
3×《ダイワスカーレット》
2×《オグリキャップ》
2×《ナリタブライアン》

【エボルヴデッキ】10枚
5×《にんじん》
3×《アグネスタキオン》
2×《スペシャルウィーク》

◆戦績

▽Day1 8勝1敗(8位通過)


1:エルフ 〇(後攻)
2:ウマ娘 〇(後攻)
3:ドラゴン 〇(先攻)
4:ドラゴン 〇(先攻)
5:ウマ娘 〇(先攻)
6:ドラゴン ×(後攻)
7:ドラゴン 〇(先攻)
8:ウマ娘 〇(後攻)
9:ドラゴン 〇(後攻)

▽Day2 4勝2敗(最終順位12位)


1:ドラゴン ×(後攻)
2:ナイトメア 〇(先攻)
3:ドラゴン 〇(後攻)
4:ドラゴン ×(後攻)
5:ウマ娘 〇(先攻)
6:ウマ娘 〇(先攻)

◆デッキ選択の経緯

▽『ウマ娘 プリティーダービー』を迎えた新環境

10/1に新コラボパック『ウマ娘 プリティーダービー』が発売。
そのタイトルのカードであればクラスの垣根を超えてデッキ構築が可能という追加ルールも発表され、幅広いカードプールのおかげもあり発売前から環境入りに期待されていました。

僕も発売翌日にデッキを組んでショップ大会に参加してきたのですが、早速ウマ娘たちが猛威を振るっていました。

その中でも特に目立っていたのが、この《ダイワスカーレット》+《ウオッカ》の組み合わせです。

両カード共に単体でも高性能ですが、組み合わさることでコストも軽減され、5コストで非常に強力な盤面を形成することができます。

また、それぞれ相手ターンにも効果が発動するため、ターンが返ってきても「コスト軽減されたスペル」「スタッツ上昇」どちらも考慮しなければならないというプレッシャーが襲い掛かります。

このコンボを基軸にした『ウマ娘』デッキが環境の中心になると考え、グランプリに持ち込むデッキを精査することになりました。

▽「え、ドラゴンじゃないんですか?」

ありがたいことにグランプリ中何度か僕を認知してくれている方と対戦する機会をいただけたのですが、「Surreと言えばドラゴン」というイメージを持ってくださっている方が多く、タイトルはその方々にかけられた言葉で強く印象に残っています。

Shadowverseの時からドラゴン好きを公言していましたし(今も大好きですが)、9月に行われた「Shadowverse EVOLVE note challange Vol.1」では『ディスカードドラゴン』を使用して全勝優勝することもできました。


最初は『ドラゴン』を持ち込むつもりで練習していたのですが、最大20戦近く戦う必要があるグランプリにおいて、「安定性が低い」という点が仇になると判断し、結果的には断念することになりました。

しかし、『ウマ娘』への対抗馬として非常に有力で、「最大値が高く、爆発力がある」点は『ドラゴン』デッキ最大の魅力でもあります。

グランプリでの使用率No.1は『ウマ娘』。次いで『ドラゴン』を使用しているプレイヤーが多く、2つのクラスで全体の約65%を占める様はまさに一騎打ちと呼ぶに相応しい環境となりました。


◆デッキの構築意図


『ウマ娘』デッキの評価ポイントは何といっても「再現性の高さ」です。
《スペシャルウィーク》を筆頭に、《検証、開始》《イクノディクタス》といった優秀な低コストドローのおかげでキーパーツへのアクセス率が高く非常に安定感のあるデッキになっています。

前期猛威を振るっていた『ロイヤル』に近いものを感じますが、主に盤面形成能力・爆発力という点でそれを上回っており、強めの言い方をすると【上位互換】という認識でした。

さて、改めて今回使用したリストを見てみましょう。

《あなたにささげる》
《検証、開始》
《見習い魔女と長い夜》
《アグネスタキオン》
《スペシャルウィーク》
《おどれ・さわげ・フェスれ!》
《迫る熱に押されて》
《イクノディクタス》
《ウオッカ》
《ダイワスカーレット》
《オグリキャップ》
《ナリタブライアン》

これらのカードは枚数差はあれど世間的にも採用率が非常に高く、「それ以外の約10枚にどのようなサブプランを組み込むか」が構築の焦点になりました。

ここからはこだわりを持って構築したポイントについて解説したいと思います。

▽カードの採用意図-BNWギミック

今回の構築ではサブプランとして『BNW』ギミックを採用しています。

・《ナリタタイシン》

2/3/2という最低限のスペックを持ちながら、アクト状態のフォロワーに対しては疑似除去カードとしても働いてくれます。
エボルヴした《ダークドラグーン・フォルテ》に対し、進化や出走を使うことなく殴り返せるというのもポイントの一つです。

デッキ構築の段階で、初動となる2コストのカードが少ない点が気になっていました。《スペシャルウィーク》をプレイできれば御の字ですが、《アグネスタキオン》は進化を切ってスペルを回収したり、相手フォロワーの除去に使うためにも序盤あまり無駄にプレイしたくありません。

また、《ナリタタイシン》は次に紹介するカードでその真価を発揮します。

・《ウイニングチケット》

通常のスペックは3/2/2と貧弱ですが、墓場に《検証、開始》と先ほど紹介した《ナリタタイシン》があれば3/5/3疾走という破格のスペックに進化します。

しかし、デッキにフォロワーをサーチできるカードが入っていないため、毎回安定して5/3で走れるかと言われると決してそうではありません。

当初あまり評価の高いカードではありませんでしたが、大会直前に「2コストのカードを増やすならこのギミック」という結論に至り採用。3ターン目に5点叩きこむケースもあるなど、想定以上の活躍を見せてくれました。


また、《検証、開始》【2】の効果をチョイスすることで墓場の《ウイニングチケット》を使いまわすこともできます。普段あまり使われない効果なので忘れがちですが、《ナリタタイシン》や《ウイニングチケット》が見えたら頭に入れておくといいでしょう。


▽カードの採用意図-その他

ここからは、BNWギミック以外の選択枠について解説します。

・《エイシンフラッシュ》

どのレンジで使っても強力なカードだと思いますが、強いて場面を挙げるならば、

・先行4ターン目にテンポを取りながら次の「ダイワウォッカ」に繋げる
・後攻3ターン目にテンポロスを回収する

と言ったところでしょうか。

今回はBNWという攻撃的なギミックの採用から先攻に寄せた構築になっているため、「後手の不利をまくるカード」として非常に重宝しました。

《ドラゴンナイト・アイラ》や《レオニダス》など、強力なラストワード能力を持つフォロワーに対しても有力なカードになっています。

似たような役割を持つ《マルゼンスキー》と異なり、エボルヴデッキを圧縮しない点も評価のポイントです。

・《オグリキャップ》

フィニッシャーその1。今回は2枚採用した構築を持ち込みました。

特に『ドラゴン』の代名詞である《ダークドラグーン・フォルテ》に対するカウンターとしての役割を非常に重要視しており、反転攻勢に出ることができます。

相手のフォロワーを一層しつつ高打点を顔に叩き込むことができるため、このデッキの「殴りきる」というコンセプトに非常にマッチしていました。

・《ナリタブライアン》

フィニッシャーその2。起動能力のおかげで【守護】などに邪魔されることなく好きな場所に5点叩き込むことができます。

さらに【必殺、守護、オーラ】と強力な能力を兼ねそろえており、1枚で突破できるカードは現環境には多くありません。高確率で相手の動きを鈍らせることが可能になっています。

攻めている時はこのカードでフィニッシュするための打点調整、ロングゲームになりそうな場合はこのカードを安着させるための盤面形成など、このカードが持つ「ゲームプランを立てやすいという点をとても評価しているため2枚採用としました。

8コストという重めのフォロワーではありますが、コントロール気質の自分にはとてもマッチしているカードでした。

・《スペシャルウィーク/EVOLVE》

エボルヴフォロワー。後攻2ターン目で3/3を立てることができるという点を非常に重く見て2枚採用としています。

特に『ドラゴン』相手の体力3というスタッツは《竜巫女の儀式》一発で落ちないサイズになるため、このカードに限らず意識しておくことで戦いやすくなるでしょう。

勿論ゲーム終盤には進化時能力で大量打点を叩き込むことも可能です。

10枚しか枠がないエボルヴデッキですが、余程の理由がない限り複数投入をおススメします。


◆おわりに

ということで、今回はグランプリ横浜に持ち込んだデッキを紹介させていただきました。

12位という好成績を修めることができましたが、嬉しさよりもJapan Championshipの権利を獲得できなかった悔しさの方が圧倒的に強いです。

11/5-6にも名古屋で開催されるグランプリ。家の用事で一度は参加を断念しましたが、妻に頭を下げてなんとか許しをもらえました。この悔しい気持ちをバネに、次こそは更に上位に食い込めるよう全力を出し切りたいと思います。

待ってろ名古屋!!

◇Sekappyっていったい何?

株式会社Sekappyは、「カードゲーマーだけを」「タイトルごとに」採用しているIT会社です。

休憩中は新カードの話に花を咲かせたり、休日は部活動としてイベントを開いたりと、共通の趣味を通じて楽しく過ごしています。

今回の「Shadowverse EVOLVE Grand Prix 2022 横浜 Autumn」にも総勢8名のメンバーが参加し、大会直前までDiscordなどで活発に意見交換を行いました。

お仕事の面でも、『ブシナビ』開発や大型大会『セカコロ』の開催など、カードゲーマーならではの活動に数多く取り組んでまいりました。

そんなSekappyだからこそ、カードゲームを楽しむ人をもっともっと増やしたい!そう考え、色々なタイトルのイベントを開催しております。ぜひ一度遊びにいらしてくださいね!


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