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声をより良くするためには、腹式呼吸が重要です。 今回は腹式呼吸のポイントをあらためて挙げていこうと思います。 まずは深い呼吸を意識すること。 腹式呼吸では、前提として身体中の脱力を心がけましょう。 腹式発声になると軽く腹筋に力を入れていくのですが、腹式呼吸では脱力です。 余計なところに力が入っていると、反対に浅い呼吸になってしまいます。
横隔膜の動きを止める。 「何をいきなり?」と思われるかもしれませんが、ボイトレの肝となる部分です。 何故なら、腹式発声ができていない方の横隔膜は、常に動いているからです。 ここまで伝えても、「何のこっちゃ?」かもしれませんね。 まず、横隔膜は肺の下に位置します。 ですから、たっぷり息を吸うと肺がふくらみ、横隔膜が押し下げられます。
「おーい!」や「やっほー!」など、大きな声を出す際はつい身体中が力んでしまいますね。 もちろん、そのままでは思い描いたような大きな声は出しづらいもの。 そのような状態では、腹筋に負担はかからず、喉への負担だけ大きくなります。 ボイトレの理屈はとても単純で、お腹が疲れるか、それ以外が疲れるか、なのです。
ボイトレをはじめる際、真っ先にぶつかる壁が腹式呼吸でしょう。 たくさんの息を吸おうと、つい力んでしまい胸式呼吸になりがちです。 息を吸う際にがんばる必要はありません。
お腹まわりはゆったりとさせておきましょう。 ボイトレで腹式呼吸を身につけ、腹式発声ができるようになるとよく分かります。 お腹がタイトな状態だと、せっかく腹式呼吸の技術を持っていても、物理的に深い呼吸ができません。
ボイトレを行うには全身の脱力がポイント。 そうは言っても力が入ってしまうものですが、特に力が入ってしまうのが…舌です! 意外ですよね…結構盲点なのです。 舌を上顎に当て、息を吐くことで振動させるタングトリル。
年末年始が近づき、たくさん食べる機会に恵まれるのではないでしょうか。 僕は食べるのが大好きですし、笑顔で食べていると幸せな気分になりますよね。 食べたいものを食べるという行為は、メンタルにも良いでしょう。
力を抜いて…脱力、脱力…。 腹式呼吸や腹式発声は、とにかく脱力が大事。 身体に力が加われば、喉も締まってしまいますから。 …とはいえこれがなかなか難しい。
よーく聴くと分かりますが、早口の人であれ、話している間にスピードが落ちるものです。 それは、話している間に徐々に腹圧がかかるため。 腹圧がじんわりかかることで、話す早さのコントロールが効いてくるのです。
語尾までしっかりと話し切れず、聞き返されてしまう人は少なくありません。 語尾を聞き取りやすくするテクニックはあるものの、根本は「息がもたない」というケースがほとんどです。 ボイトレで長く息が吐けるようトレーニングをしていないと、そもそもひと息で長く話すのは難しいのです。 しかも時間に追われて生きる現代人には、伝えるべき情報量も増える傾向があり、ひと息でたくさんの言葉を伝えねばと必死です。
ボイトレでは真っ先に腹式呼吸を身につけます。 ただし、腹式呼吸を身につけただけでは声は良くなりません。 腹式呼吸を生かした腹式発声ができて初めて、声を良くすることが可能なのです。
ボイトレはスポーツのトレーニングに似ています。 息を吐くための腹筋や、大きな声を出した際の衝撃から身体を支える筋力など、それらを鍛えるトレーニングだからです。 ですから、どれだけ腹式呼吸ができるようになっても、常に「疲れた〜」と感じるところまで追い込むことが重要です。
仰向けに寝そべることで、自然と腹式呼吸ができてしまいます。 以前お伝えしましたね。 これを踏まえ、「仰向けに寝そべって歌ってみる」のも効果的なトレーニングになります。 息継ぎのたびにお腹がふくらんだり、へこんだり。
腹式呼吸がなかなか身につかない…。 どうやるのか感覚がつかめない…。 そんなあなたはぜひ、仰向けに寝そべってください。