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VOICE MAGAZINE

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良い声で歌う、良い声で話す、喉の負担を軽くする、などなど。そのためにはボイストレーニングが役に立ちます。このマガジンでは、比較的シンプルですぐに活かせる分かりやすい記事をまとめて…
ボイトレに興味はありながらも、なかなかトライするまでには至らなかった。そんな方へ気軽に読んでいただ…
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#腹式発声

語尾に向かって声がか細くなる事実を覚えておこう

ただでさえ声が通らない人は、話していて語尾に向かってさらに相手に聞こえにくくなります。 理由は腹圧がしっかりとかけられていないから。 腹圧は出す声の高さによってかけやすさが異なります。

横隔膜の動きを止める

横隔膜の動きを止める。 「何をいきなり?」と思われるかもしれませんが、ボイトレの肝となる部分です。 何故なら、腹式発声ができていない方の横隔膜は、常に動いているからです。 ここまで伝えても、「何のこっちゃ?」かもしれませんね。 まず、横隔膜は肺の下に位置します。 ですから、たっぷり息を吸うと肺がふくらみ、横隔膜が押し下げられます。

ふたつをセットで身につける

「おーい!」や「やっほー!」など、大きな声を出す際はつい身体中が力んでしまいますね。 もちろん、そのままでは思い描いたような大きな声は出しづらいもの。 そのような状態では、腹筋に負担はかからず、喉への負担だけ大きくなります。 ボイトレの理屈はとても単純で、お腹が疲れるか、それ以外が疲れるか、なのです。

お腹まわりはゆったりとさせておきましょう。

お腹まわりはゆったりとさせておきましょう。 ボイトレで腹式呼吸を身につけ、腹式発声ができるようになるとよく分かります。 お腹がタイトな状態だと、せっかく腹式呼吸の技術を持っていても、物理的に深い呼吸ができません。

発音ではなく発声が重要

僕たちは普段日本語で話していますよね。 日本語は浅い発声で伝わるため、胸式発声になりがちなのです。 かたや英語などの日本語以外の言語を話す場合、腹式発声になりやすいのです。

声のチューニングはこまめに行いましょう

しっかりと声を出しているつもりなのに、聞き返されてしまう。 そう…聞き手からすれば小さな声の人でも、本人は一生懸命に声を出していたりします。 つまり、小さな声の人には、「そもそも大きな声を出す気がない人」と、「大きな声を出そうとしている人」がいるのです。

力を抜いて…脱力、脱力…。

力を抜いて…脱力、脱力…。 腹式呼吸や腹式発声は、とにかく脱力が大事。 身体に力が加われば、喉も締まってしまいますから。 …とはいえこれがなかなか難しい。

技術プラス習慣化♪

よーく聴くと分かりますが、早口の人であれ、話している間にスピードが落ちるものです。 それは、話している間に徐々に腹圧がかかるため。 腹圧がじんわりかかることで、話す早さのコントロールが効いてくるのです。

腹式発声とはどういうものか?

ボイトレでは真っ先に腹式呼吸を身につけます。 ただし、腹式呼吸を身につけただけでは声は良くなりません。 腹式呼吸を生かした腹式発声ができて初めて、声を良くすることが可能なのです。

「疲れを感じられるようになる」ために♪

ボイトレはスポーツのトレーニングに似ています。 息を吐くための腹筋や、大きな声を出した際の衝撃から身体を支える筋力など、それらを鍛えるトレーニングだからです。 ですから、どれだけ腹式呼吸ができるようになっても、常に「疲れた〜」と感じるところまで追い込むことが重要です。

仰向けに寝そべって歌ってみる♪

仰向けに寝そべることで、自然と腹式呼吸ができてしまいます。 以前お伝えしましたね。 これを踏まえ、「仰向けに寝そべって歌ってみる」のも効果的なトレーニングになります。 息継ぎのたびにお腹がふくらんだり、へこんだり。

早口で話していると、声の高さがどんどん上がってしまいます♪

必死でまくしたてながら、どんどん声の高さが上がっていく人を見たことないですか? 早口で話していると、声のコントロールがとても難しくなります。 感情も高まっているのでしょうが、声のコントロールが難しく、うまくできていないのです。

仰向けに寝そべって♪

腹式呼吸がなかなか身につかない…。 どうやるのか感覚がつかめない…。 そんなあなたはぜひ、仰向けに寝そべってください。

吸って、止めて、吐く!

腹式呼吸のトレーニングは、腹式発声に繋げるために行います。 ボイストレーニングですから、自分の声を良くするために始めるわけで、息をたっぷり吐き出したくて始めるわけではありませんよね。 腹式呼吸のトレーニングにより、息をたくさん吐き、たくさん吸えるようになったなら、腹式発声に正しく繋げていかねばなりません。 ここをおろそかにしては、一向に声は良くなりませんよ。 さて、呼吸から発声に繋げるポイントは“息を止める”行為にあります。