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VOICE MAGAZINE

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良い声で歌う、良い声で話す、喉の負担を軽くする、などなど。そのためにはボイストレーニングが役に立ちます。このマガジンでは、比較的シンプルですぐに活かせる分かりやすい記事をまとめて…
ボイトレに興味はありながらも、なかなかトライするまでには至らなかった。そんな方へ気軽に読んでいただ…
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#声

WBCの舞台で、大谷選手の存在が、僕にあらためて声の持つ力の凄まじさを教えてくれた。

少し時間が空いてしまいましたが、WBCの侍ジャパンは素晴らしかった。 一丸となって戦う姿に何度も感動したし、優勝して本当に良かったと思う。 中でも一際輝いていたのは、やはり大谷選手。 彼は群を抜くプレイはもちろん、未来を見据えながらも紳士的な振る舞いをする姿に、何度も胸が熱くなった。 そしてここで取り上げたいのが声の力だ。

自分に自信が持てないなら…

コミュニケーションが苦手…。 できれば誰とも話したくない…。 なぜこのような気持ちになってしまったのか、理由は人それぞれかもしれません。 ですが、追求していくと「自分に自信がない」ことに着地することがほとんどです。 突発的なアクシデントや不幸などでメンタルが落ちたときも、「こんな状況で誰かと冷静に話す自信がない」という心境でしょう。

周囲との協力体制こそ♪

僕はギターを弾くのですが、初心者の頃読んだ教則本に、「ギターは音を出すことより音を出さないことのほうが難しい」といったことが書かれていました。 確かに管楽器などは音を鳴らすのも初心者には難しいと聞きますし、反対にギターは鳴らした弦が他の弦を共鳴させるので、しっかりミュートしないと鳴らせたくない音を鳴らしてしまうのです。 そのため、「ギターは音を出すことより音を出さないことのほうが難しい」と言われるのですね。 とても印象に残った言葉なので覚えてしまいました。

優勢でありたいならば♪

YouTubeなどで討論番組をよく観ます。 すると、どうしても優勢と劣勢に分かれますよね。 内容はもちろんのこと、優勢と劣勢は声に強く表れるものです。 …ということは…そうです、表情にもすごく表れるのです。

声の影響力は絶大なのですよ♪

メールや手紙など、言葉のみのやり取りでは、すれ違うことも多いものです。 送る側が細心の注意を払うことはもちろんですが、受け取る側も送り手の意思をキャッチできるよう、注意するべきでしょう。 「その言葉に音声がついたら…」

愛をこめた声が出せるように努めましょう。

とてもつらくて苦しくてたまらないとき。 誰かの声に癒され、救われる。 とても楽しくて幸せなとき。

本当の声が聴こえてくる♪

人は、声を褒められるととても嬉しいものです。 多くの人が自分の声にコンプレックスを持っています。 ですからなおさら嬉しいのですね。 褒める側も、たとえば異性に対して「綺麗ですね」と伝えるより、「良い声していますね」のほうが照れずに言えるのではないでしょうか。

自分だけのペースを見つけましょう♪

何事も自分のペースを知ることはとても大事です。 もちろん、声や話し方についても同様。 たとえば話していてよく噛んでしまう。

聞こえてなんぼ♪

声に磨きをかけようとボイトレに取り組む方には、さまざまな目的があります。 ・よく聞き返されてしまうから、しっかりと相手に届く声を出したい。 ・声を出すたびに喉が痛くなるから、正しい発声法を身につけたい。 ・話していてよく噛んでしまうため、滑舌を良くしたい。 ・音域の広い曲を歌いこなすために、高い声を出せるようにしたい。

顔が先か?声が先か?

ボイトレをしていると、「いつも怒ってると思われがちなんです」なんて悩みを聞くことがあります。 どれだけ説得力に満ちた話をしていても、見た目(表情)や声で損をする方は多いのです。 電話など、表情が見えないコミュニケーションであっても、その表情はしっかりと声に影響しています。

「ありがとう」は多用すべきではないのか?

「ありがとう」…この言葉はとても良い効果を生む反面、多用されることを不快に感じる方もいらっしゃいます。 「ありがとう」を多用することで、まるで価値が下がり、安売りしているように受け止めているのでしょう。 僕も以前、とある職場でそう訴えている方を見ました。

期待に応えられる声を♪

挨拶やコミュニケーションなどなど、誰かに声をかけるときは、どんなふうに相手が答えてくれるのか期待している自分に、ふと気がつきませんか? 人はコミュニケーションをとる際、相手のリアクションに期待を抱くものなのです。 ですから、期待を下回る反応があると、ちょこっと気持ちが下がったりします。

声にとってアルコールは禁物♪

ボイスマガジンですからね。 声にとってよろしくないことも書かねばなりませんね。 「声にとって」=「喉にとって」

相手が求める声を出しましょう♪

完璧な声などありません。 それはどんなに明るい声でも、またどんなに暗い声であっても、状況によって受け入れられることもあれば、そうでないこともあるからです。 ですからコミュニケーションコンサルタントとして、あなたにこんなアドバイスを贈ります。 「相手が求める声を出しましょう」