ShimanoのCUESキューズ
今回の記事はBikeRumorさんの記事を英語も分からん私が斜め読みしたものです。ご容赦ッ
全グレードに共通ネーム CUES【キューズ】
前回の投稿でコンポが出てきた経緯だったり、
今のシマノコンポは複雑怪奇な状況であるのが終わりいただけたかと。
Shimano CUSEは上下グレード関係なくCUESで、
製品の型番でグレードを表すようになります。
CUESの特徴いってみよう
昨年の7月BikeRumorで電動変速システムDi2とeBikeに対応したXTの記事の関連でCUESがちらっと出てました。
その時はXTが12速のシステムだったのに対して10/11速のシステムで
LinkGlide ドライブトレインに対応していました。
記事中では「ライフスタイルコンポーネント」と呼ばれていました。
今回の9/10/11速の発表はその路線を進めた結果なのでしょう。
LinkGlideシステムに対応
変速数を超えた互換性
チェーンは11sチェーンで共通化
デカいのは変速数にとらわれない互換性
リンクグライドとかが9sでも使えるとか細かい良さはあるものの、
このCUESで一番目立つのはその互換性の高さですね。
スプロケットの共通化
スプロケットはこれまで、
少ない所からいまの12速や13速へ進化した経緯もあって、
規格が共通ではなかったんです。
ギアを取り付ける部分の長さ違ったり、
MTBとロードバイクで溝の仕様が違ったり…
これが、共通になります。
9s-11sまで、同じで、ただ枚数が違うだけです。
さらに、それぞれのギアの間隔も同じです。
リアディレイラーの互換性
ギアの間隔が同じになったので面白いことができるようになりました。
これまで11sのスプロケット(ギア11枚が積み重なってる)と
9sのスプロケットではそれぞれのギアの間隔が違っていました。
なので、それを実際に変速させるディレイラーはその変速数専用となります。
しかし、ギアの間隔が同じになったので
9sのスプロケットで11s用のディレイラーで変速できるようになりました。
もちろん使えない2速分は調整で制限掛ける必要があります。
初心者にとってはそれが???となるんですが、
これはパーツを一つずつグレードアップできるってことになりますし、
もし故障した場合、在庫ないじゃん?ってなかった場合にクソ長い納期を待つ間だけ安いグレードでお茶を濁すこともできます。
LinkGlideも何気にすごいやつ
これはCUSEだけの機能ではないんですが、
LinkGlideもなかなか強い機能です。
高耐久&スムーズな変速が売りです。
3倍高耐久/3倍スムーズ/3分の1の変速ショック
この機能はeBikeやマウンテンバイクの中級グレードで採用されていたのですが、これがCUESで採用されます。
LinkGlidのおかげ?でチェーンは11s
基本的には新しい技術のLinkGlidは10s-11sで使用されました。
CUESのすべての変速数で使われるチェーンが11sに共通なのもこの辺りが理由なんでしょうね。
一応11sであればハイパーグライドとかのフツーのチェーンで対応するようです。
まとめ
ざっくり言えば、グレードネームとしてのコンポから
シリーズネームとしてのコンポに進化/整理されたCUSE。
今回は別にロードバイクで使われるものではないにせよ
おそらくロードバイクコンポーネントの下級~中級も置き換わりそう。
コンポネームでグレードの上下が分からなくなるいい時代が来そうですね。