![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/31263185/rectangle_large_type_2_92c7b67c00c275cb0aab6b3364324805.jpg?width=800)
「自分で稼ぐ力」を主張するメディアとあなたたちへ
副業やフリーランスなどの働く幅が広がり、特にIT関連において自分で稼ぐ力を付けようという煽りが散見されるようになった。
(もしかしたら、自分の目がそこに多く止まってしまうだけかもしれないが)
生憎、私は会社勤めでそういった記事や情報を見ると、羨ましいという反面で自分には何もないな…という躁鬱な気分にいつもさせてくれる。
自分もその方向にベクトルをシフトしたいが、
そうしない(そうできない)自分の意見をぶつけてみたい。
自分で稼ぐ力→「個」で稼ぐ力という印象が私の中ではあり、個人でマネタイズできる技術や経験を持った人たちは見事だ。そういう人たちの中でも本当に世の中に役に立っている仕事ができて、自分のスキルを世の中に還元できている人には尊敬する。
ただ、みんながみんなそういうスキルを持っているわけではない。
たとえば、道路を作ったり、ダムを作ったり土木・建設関係のインフラ仕事は個で稼ぐ力は必要であろうか?
重機操縦資格などの資格は個ではあるがそれがあるがためにインフラが個によって建築されるわけではない。
(この例を出したのは私が比較的土木関連の仕事をしていたからだ。)
なので、クリエイターとかウェブ関連の個のスキルなどを持つ人が発信する情報を見ていてなんだか腑に落ちない。
ここにはウェブ関連の発信がウェブ関連のこのスキルを持っている人たちからが多いという別の視点もある。
物理的インフラがあるからこそITなどintangibleなものが活きてくる。
私は昔から実態のないものが嫌いだ。話していて空虚になり、虚無感に苛まれる。
こういった考えはもしかしたら古いから現代の流れに対して不満を持っているのかもしれないが。こういった考えの20代がいることも一つ留めておきたい次第である。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?