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日本縦断旅日記29日目 ~ 鹿児島編 ~

今日は都城を出発して、鹿児島方面へ向かう。

正直宮崎はまだモアイ像等行ってみたいところがあったが、今日は本土最南端まで行く関係上やむなくスキップし、最初の目的地である「志布志市志布志町志布志の志布志市役所本庁志布志支所」へ向かう。

要するに志布志市役所の志布志支所に向かうわけだが、そこに有名な看板があるので少し寄り道して写真を取ることに。

都城はかなり鹿児島よりに位置しているので、志布志支所には30分ちょっとで到着した。

注意するべき点として、付近はかなり急な坂になっている点と、志布志市役所には有名な例の看板が無い点がある。

急な坂は気をつけるでいいとして、看板のありかはあくまで志布志支所にあるのであって志布志市役所にはないので要注意。

志布志支所だと志布志市役所がレコメンドされてしまう場合が多いと思う(自分が検索したときは出なかった)ので、大人しく住所を入れたほうが無難かと思われる。

さて、ここは看板だけ見て気が済んだら、今日のメインである佐多岬へ向かう。

ここから約120キロぐらいあるが、google map上ではお昼前には到着しそうな感じだったので、意外と信号が少なく走りやすい道なのかもしれない。

あとはひたすら突き進むだけだが、恐ろしいことに志布志を抜けるとコンビニやガソリンスタンドが一気になくなる。

長時間乗るとお尻真っ二つに割れるタイプのバイクに乗っているので1時間ちょっとしたらどこかで小休憩を挟む予定が全く休憩できそうな場所がない。

最終的に日本最南端の道の駅につくまでノンストップで運転し、11過ぎには日本最南端の道の駅根占に到着した。

この時点でかなりお腹が空いていたので、道の駅で食料を調達してから佐多岬について海を眺めながら食べようと画策し、いざ道の駅へ。

看板には鶏めしだとなんだのと書いてあったが、実際にはほぼお土産用の箱菓子のようなものか調味料系しか置いておらず、腹を満たせそうなものが何もない……。

唯一昼ごはんにできそうな長崎カステラがあったが、一人で食べるには結構なボリュームのものしかなかった。

仕方がなく長崎カステラを購入し、反対側の海を見ながら一つだけつまみ食いをすると、少々パサパサしていて美味しくない……。

道の駅でよく見る手作り感溢れるおにぎりやドーナッツ的なものも存在せず。やはり便利が悪すぎて食料系は充実していないのだろう。

今後佐多岬を目指す方は、道中で十分に食料を買っておくことをおすすめする(これから先コンビニは存在しない)。

さて気を取り直して、佐多岬へ向けて出発。

ここからはだいたい30分強で到着するのでもう少し。

若干道路の橋に砂が溜まっている箇所が存在するので注意するべし。

そのまま進んでいくと佐多岬公園的な敷地に入り、明らかに植生が変わったような気がする。

ヤシの木っぽいものやマングローブ感のある植物が増えて、南の方まで来た感じが出てきた。

途中海岸が広がっている箇所が存在し、眺めてみると宮崎と同様にエメラルドグリーンの色に。

透明度も高くきれいなので一度とまって見てみてもいいのかもしれない。

そのまま進んでいくと、有名な佐多岬のモニュメントが。

バイク用の駐輪場も存在し、少々記念撮影。

モニュメントから300メートルぐらい先の駐車場が車両でいける最南端となっており、そこまできれいに道が整備されている。

トンネルが存在し、そこの駐車場からは徒歩でより先端の方へいけるらしいが、少々距離がありそうだったので断念することにした。

行ったときは一部遊歩道が壊れていて、どこかしらのルートで迂回する必要があるらしい。

ふらっと周りを眺めて、ついに本土最北端のの宗谷岬から最南端の佐多岬まで来たと思うと旅の終わりを感じて少し寂しくなる。

なんだかんだで純粋に旅をしていた期間は30日ほどなので、約1ヶ月で上から下まで一応巡ったことになる。

忘れずに観光案内所で本土最南端証明書をもらおうとすると、机の上に設置しているはずの証明書が無い……。

「しまった〜〜〜、もうなくなってたか〜〜〜っっ」と思ったが、店員さんを訪ねてみると新しい束を出してくれたので無地入手することができた。

さて次は桜島を目指して、いま来た道と引き返し北上を開始する。

また100キロぐらいひたすら北上することになりため、根気強く運転する必要がある。

今まで遠目には桜島が見えていたが、だんだんと近づいてくると同時にかなり迫力があある山だということに気がつく。

今まで霞んで見えていたが、実際には山頂付近は明らかに火山灰が体積しているようにみえ、到底人が踏み込んでは行けない雰囲気を醸し抱いている。

一旦桜島へ侵入する前に道の駅たるみずで休憩をしに向かう。

単純に小休憩の予定だったが、意外とお店の中に沖縄でよく見る紅芋タルトが鹿児島の名前で売っていたり、タバコではなくチャバコというなのお茶っ葉が売ってあったりして遊びごころのある商品が並んでいた。

遠目に桜島を眺めつつ、今度は桜島のうち人間が立ち入っても大丈夫な最高地点にある湯平展望台を目指して出発する。

湯平展望台は一的にはちょうど桜島を半周すると到着するので、桜島一周はだいたい1hぐらいでできそうだ。

かなり天気が良かったので火山灰で滑ったり汚れたりすることを警戒していたが、全くそんなことはなくむしろ非常にきれいに整備された道が作られていた。

以外にも民家も存在していて、噴火したらどうするつもりなんだろうかと少しばかり思ったりした。

まあ鹿児島の中心部も桜島に隣接しているため、どっちにしても仕方がないかもしれないことだが。

湯平展望台への道は少々勾配とカーブがきついので、火山灰が体積しているときは特に運転には注意する必要がある。

なんだかんだ問題なく走行できたので無事に到着し駐車場へ。

駐車するとバイクの音がしても全く動かない猫さんがいて少々撫でさせてもらうことに。

完全に人馴れしていたが誰にも取り合ってもらってなかったので、ふんだんにもふもふさせてもらった。

当初はちゃっちゃと展望台に登って景色を眺めたら退散する予定が、思いの他猫さんをもふもふしてもらい、離れようとしたらスリスリされたのでなかなか離れられずにもふもふしてしまい時間が溶けてしまった。

全く持って悔いは無い。

癒やしのもふもふタイムは終了し、いざ展望台の方へ。

展望台へ上ったはいいものの、海外の修学旅行生かなにかの団体が場所を選挙していて正直展望台は登れたもんじゃなかった。

一応ささっと写真を取ったので、また猫さんと戯れながら桜島を眺めようかと思ったら、既に猫さんは消えてしまっていた。

さて、では下山し桜島フェリー乗り場の方へ向かう。

乗り場付近へはついたが、車両の乗り込み口が分かりづらく、どうやら車両の乗り込み口とフェリーの乗り込み口が少々離れているらしかった。

裏の方へ回り込み料金所のようなところでお金を払うとそのまま列へとならぶ。

まだ船が先の方にいたので、トイレにでも行こうかとおもったら柵で囲われていて旅客デッキの方へは行けないようになっていた。

仕方なくそのまま待っていると、あっというまに船が到着し乗り込む。

ここでは有名な10分そばが存在していたので食べようかと思ったら、どうもやっていなかった様子。

17時ごろには閉店するということだったが16:45発に乗り込んだので具材が尽きてしまったのだろうか。

10分とはいバイクは一番乗りで乗り込むので意外とゆっくり過ごすことができた。

降りるときは車両甲板へ人の出入りができないとアナウンスされているが、実際には柵等は設置されておらず自由に行き来することができた。

加えて着岸してからバイクに向かうと絶対に間に合わないので、予め付きそうになったらバイクに乗って待機しておく必要がある。

さて鹿児島市の方へ到着し、今日の宿へ向かっていると恐ろしく運転し辛いことに気がついた。

鹿児島はかなり田舎だと思っていたが、やはり車文化が根強いためか車線が多く思ったように進むことができない。

車線が4つ以上あるところでは上の方に予め方向を指し示す看板が設置されていると思うが、その設置台数が少なくいつの間にか左折レーンになっていたというようなことが何回もあった。

方向の標識が少ない分もしかすると一番運転し辛い道路かもしれない。

さて一旦本日の宿泊地に荷物を置き、よるは天文館方面へ探検へ行く。

修学旅行のときに長崎しか路面電車が通っていないというような話を聞いた気がするが、おそらくいままで行った地域の中で鹿児島が一番路面電車が発達しているような気がする。

天文館方面へ向かう最中に路面電車(市電?)を利用したが、東京の満員電車並みに人が乗ってきて驚いた。

当初鹿児島中央駅方面に行くつもりが乗り間違えて天文館へついてしまった。

まあ方向としては外れてないので良しとしよう。どうやら乗り換えにもローカルルールがありそうでもし利用するときは良く調べておいた方がいいのかもしれない。

天文館から鹿児島駅付近を散策して思ったことは、自分の想像よりもはるかに鹿児島は都会だったことである。

作りが大阪に7かけしたような作りになっているような気がしており、想定外の人混みにびっくりした。

駅もかなり近代的な作りをしており、イルミネーションも都会のそれだった。

街を堪能し、市電は込みすぎるのでJRの駅を使って宿の方へ帰る。

明日は熊本へ向かう。

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