恐るべし母の愛

プロフにもあるとおり、我が家の二男は診断名こそないものの、発達障害、ADHDなどの疑いが強い

私はどちらかと言えばテキトーな人間

妻は正反対に過剰な心配性

こんな2人だからこそ、子供に対する向き合い方も対象的です

忘れ物はワザとやってるのではないかと思うくらい日常茶飯事

登校の際にはまさかの通学帽すらかぶらずに出発

約束は守れない

片付けられない

空気が読めず人の会話を中断してしまう

等々ありまして、手を焼かせながらもかわいい我が息子なのです

しかしながら、妻は立場上ただかわいいだけではすまされません

これから先どう成長していくのか、そんな心配ばかりです

きっと人との関わりの中で大いにもまれていくから大丈夫だよ

と言っても

他人事だ!

と怒られます

二男も度が過ぎると、妻にこっぴどく叱られます

妻本人もあまり感情的になってはいけないと思っているのですが、やはり心配が先立ってしまうのでしょう

二男は人工受精で出来た子です

2人目不妊を乗り越えできた待望の子でした

とても小さく生まれてきましたが、それはそれはかわいい赤ん坊でした

しかし、時に感情的になり疲れ切った妻は思わぬことを言葉にしてしまいます

無理して産まなかったら良かったのかも

いや、そんなことはない

確かに大変なことも普通の家庭より多いかもしれない

でも、その合間に見えるかわいい一コマ一コマは、二男がいるからこそなのです

そして、きっと知らないうちに、私や妻も多くのことを学ばせてもらっているとは思うのです

ふと、冷静になると

ひどいことを言ってしまった、ごめんなさいと妻は自分を攻める


人間だから、いろんなことがある

何気ない日常も、人によってはつまらないかもしれないけど、きっと幸せに感じている人もいる

大変なことも多いけど、自分達にしか経験できないことかもしれない

だからひとつひとつを楽しみながらやっていこう

ひとつひとつをネガティブに捉えずに、新たな発見にして楽しんでいこう

妻は

そうだね

とうなづきます

不思議なのは、あれだけこっぴどく叱られ叱られ続けても、

まあまあ、別にいいじゃない

と二男をかばう私よりも、二男は母にべったりなのです

そして、その時の二男の顔はまるで天使のように幸せそうなのです

そして、表情が緩む妻

このワンシーンだけは、世界のどの名画にもかなわないでしょう

女は弱い、しかし母は強し!

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