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押し売り           

〜岡崎市康生通り西vol.12



今で言う、訪問販売?

色んな業種の人がいろんなものを売りにきました。
「奥さ〜ん!」って。


母は私が小学校2年生まで働いていて、私はかぎっ子だったから、よく


「母はいませーん」と返事していた。



有名なのは、越中富山の薬売り。


薬箱は、赤くて硬めの四角い箱で、引き出しになっていた。


1年に1回やってきて、薬を使った分だけ、お支払いするというシステム。


これ、すごく良いやり方だと思うんですけど。


1年に1回、大きな風呂敷を首から背負って


あれ?それはお芝居の話かなぁ、
いやそうやって歩いてたよ、確か。

どこの家庭もお世話になっていたのじゃないかな、、、


これは、便利で重宝されていた。


が、反対に来て欲しくない方も。



パンツのゴムを売りに来た人。


さあ、これでピンと来た人は、何人いるかな?
もう今では、映画の中か芝居の中だけよね。


何人もいらっしゃいましたが、どなたも怖かったです。


決まり文句は、ご存知。

「臭いメシを食べて、出てきたばかり」

「今日、刑務所を出てきた」

「パンツのゴムを買ってくれるまで、ここを動かない」

と言って、玄関口に座り込むのです。


結構すごみがあり、荒っぽい口調で。



怖いから、買っちゃうのよね。


あれ、本当のことだったのかな?




、、、パンツのゴム、要らないのに増えていくのよね〜。





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