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朗読お悩み相談室その2
*今日までの締め切りで、無料朗読お悩み相談室の募集をしています。そこに応募して下さった方のお悩みとその回答です。
⚫︎ 息が長く続きません。
息を長くするには、声を支える筋肉を使います。そこが弱いとすぐに息が切れてしまいます。
鍛え方として提案ですが、つま先立ちをしてみてください。
よろけて倒れると危ないので、片手は壁や机などで支えるようにして、つま先立ちしてください。
いつでも気づいたら試してみてください。
もう一つ、口をつぼめて息を細く長く吐き切る練習もしてみてください。
その時にお腹を思い切りぺちゃんこにしましょう。
この2つをやることで、声を支える筋肉が何処なのかわかるかと思います。
朗読をする時に、ここを意識し、コントロールします。(腸腰筋)
ここの使い方がわかると、自由な表現ができるようになります。
読むことがますます楽しくなるでしょう。
⚫︎ 相手に声が届かない。
声を出す時に、口先だけにならず、お腹の底から思い切って出します。
日常で話すテンションよりも高く、そのためには少しばかり勇気がいります。
また、声が見えるものとして、前に出す意識を持ってみてください。
自分の口から、ポンポンと飛び出していくような感じです。
相手との距離をはかり、正確に渡してあげられると良いですね。
声が小さい方に共通しているのは、静かな家庭で育っていることだと思います。
例えば、お母さんが大きな声で「早く起きなさい!」と怒鳴る家ですと、子供も負けずに大きな声で「今、起きるわよ!」と返すことになりますが、お母さんが静かに「朝ですよ。起きたら?」と優しく話すのに対して、その子供は大声で「起きるわよ!」とか「分かってるわよ!」と怒鳴り返したりはしません。
つまり大きな声を出す必要がなかったわけです。
自分の声が小さいと言う方は、これまでに大きな声を出す必要性を感じず、出さなくても生きてこられた、言い換えると、小さな声が自分にとって1番生きやすかったのです。
自分の今の声は、自分が1番生きやすいとして選んできた声なのです。
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